引っ越し当日、作業に来てくれた引っ越し業者の方に差し入れや心付けを渡すというのは、話には聞いたことあると思います。
しかし、引っ越すのが初めてなら、実際のところわからないですよね。
「そもそも引っ越し業者に何か差し入れたほうがいいの?」
「差し入れるなら何がいいの?」
「渡すタイミングは?」
気になるところだと思います。
この記事では、引っ越し業者でのアルバイト経験のあるKさんの実体験をもとに、
- 差し入れは必要か
- 差し入れるならなにがよいのか
- 渡すタイミングはいつがよいのか
をご紹介します。
引っ越し業者に差し入れは必要?
引っ越し業者に対し、差し入れは必要ありません。
引っ越し業者は作業の対価として、引っ越し料金を受け取ります。
そのため、依頼者から追加で何かを渡す必要はありません。
また、基本的に依頼者から直接金品を受け取ることが禁止されている業者もあります。
しかし、自分のために重労働をこなしてくれている人に対し「何かしたい」と思うこともあるのではないでしょか?
Kさんは引っ越しのアルバイトをする中、半数近くの方から差し入れをいただいたそうです。
特に、荷物量の少ない「単身」より、大量の荷物がある「家族」での引っ越しのほうが差し入れをしてくれる傾向にあるようです。
差し入れるなら何がいい?
差し入れは、何を渡したらよいか悩みますよね?
作業者がもらって1番嬉しいのは「飲み物」なんです。
引っ越し作業は大量の荷物を持って動き続けるため、夏・冬関係なく、汗をかきます。
肉体的な疲労だけではなく、お客様の荷物を傷つけないように運んでいるため、精神的にもかなり疲労します。
飲み物は価格も手軽な上、作業中は水分補給が欠かせないため、渡す側も受け取る側もあまり気負いすることがありません。
飲み物を渡す上での注意点が2点ありますので、ご紹介します。
- フタ付きのペットボトルなどに入っているもの
- ノンカフェインのもの
作業を開始すると、休むことなく動き続けます。
重労働なので「ちょっとだけ休憩…」といきたいところですが、荷物を積み込む、または降ろし終わるまで休憩はありません。
お茶とお菓子を並べて休憩タイムと言う気持ちはグッとこらえて、市販のペットボトル飲料などにしましょう。
また、渡すときはノンカフェインのものにしましょう。
差し入れというと「緑茶やコーヒー」というイメージがあるかもしれません。
もちろん、ビジネスシーンでは定番なのですが、それらの飲み物にはカフェインが含まれます。
カフェインには覚醒作用(集中力を高めたりする効果)がありますが、利尿作用もあるのです。
「緑茶やコーヒーを飲むとトイレが近くなる」という方が周りにいるかもしれませんが、これがその利尿作用です。
作業中にトイレに行きたくなった場合、近くの公園やコンビニまで移動しなければなりません。
また、大量の汗を流して運動しているため、場合によっては脱水症状を起こしてしまいます。
ノンカフェインで定番な飲み物は、多くのミネラルを含む麦茶や、スポーツドリンクです。
もし、緑茶やコーヒーを渡す場合は作業が終わってからがよいでしょう。
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差し入れに悩んだら心付けを
差し入れに悩むようであれば「現金」がオススメです。
現金であれば、水分補給用の飲み物に限らず、昼食代にしたりと「自由度」が高く
保管に気をつかわなくてよいので、引っ越し準備で冷蔵庫等が使えない場合にも便利です。
あまりにも高額になると受け取ってくれないこともあるので、気持ち程度に渡しましょう。
1人あたり、1,000~2,000円程度が無難なようです。
渡す時は、チームリーダーにまとめて渡すと、後々のトラブルを防ぐことができます。
渡されたら困るものは?
「疲れた時には甘いものが食べたい!」
私も自分へのご褒美についつい甘いものを食べてしまいます。
ケーキやチョコレートのような甘いものには糖分が含まれており、疲れを癒す効果があります。
しかし、すぐに食べれるわけではないので、保存の際、冷蔵が必要なものはできるだけ避けてください。
また、ビタミンと水分が同時に摂取できるフルーツは、一見ベストな選択かもしれませんが、
立ち止まって食べる時間も取れませんし、何より食べるのに手間がかかってしまうので、あまりオススメしません。
どうしても渡したいときは、バナナやみかんなど簡単に食べれらるものにしましょう。
渡すタイミングは?
作業の間で何かを渡したりするタイミングはなかなか取れないので
作業前に「本日はよろしくお願いします。」といった感じで渡すのがよいでしょう。
引っ越し作業は県外のような長距離移動を除き「荷物の積み込み〜積み下ろし」までを1日で実施する場合が多いです。
引っ越し当日にチームリーダーから作業工程を説明されますが
基本的には積み込み後の移動途中に食事をする程度で、それ以外の時間は作業をしています。
水分補給用の飲み物を渡す場合は、作業の合間で飲んでいる姿も見られるので、差し入れしてよかったと感じられるかもしれません。
もちろん、作業完了後に「本日はありがとうございました。」と
お礼の気持ちを込めて渡すのもよいのですが、
作業が予想以上に長引いてしまったりといった予定外のアクシデントが起こることもあり
「バタバタして渡せなかった」ということもありますので注意が必要です。
まとめ
引っ越し業者は差し入れをしたからといって、作業のクオリティを変えることはありません。
しかし、何かしてもらうというのは誰でも嬉しいものです。
引っ越し業者と依頼者は「契約」だけの関係かもしれません。
しかし、実際に会って、相談しながら作業を進めていく作業者と依頼者の関係は、その限りではないのではないでしょうか?
良好な関係を築いて、気持ちよく作業できることを願っています。
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