引っ越しに伴う処分品の中でも、ベッドは大型で扱いが大変ですよね。
一人暮らしの知人Hさんは、ベッドで占められた部屋の狭さをずっと気にしていたため、引っ越しを機に処分を決意。
引っ越し後に話を聞いてみると「売却したけどほとんど金額はつかなかった」と苦笑い。
しかしベッドがなくなったことで、新生活にも少し変化が出たんだとか。
今回はHさんの体験談をもとに、ベッドの処分方法と引っ越し後に使用している寝具についてお話をしたいと思います。
一人暮らし中で引っ越しの予定がある人や、これから一人暮らしを始める人向けのお話になります。
よろしければぜひ最後まで読んでください。
ベッドの処分方法は様々
以前の記事でもお話しましたが、不用品処分は自力で行うか業者さんにお任せする2パターンがあります。
【参考】自力か業者か…。引越し時の不用品処分方法とメリット・デメリット
ベッドの処分方法を大まかにわけると、
- リサイクルショップに売却
- オークション、フリーマーケットで売却
- 粗大ごみとして処分
- 不用品回収業者への処分依頼
- 引っ越し業者の処分品回収サービスを利用
- 家具屋にて、新品の購入と同時に引き取り処分
このような方法があります。
売却に関しての注意点
Hさんは少しでも引越し費用の足しにしたかったので、リサイクルショップの出張買い取りを利用したそうです。
売却の際は、以下の点が査定のポイントになります。
- ベッド本体やマットレスのブランド
- ベッド本体やマットレスの状態(汚れ具合や傷、へたり、スプリングの破損状況)
- 使用年数(できれば5年以内で売却するのが望ましい)
- ベッドのサイズ(サイズが大きければ大きいほど買取金額は上がります)
Hさんの場合、シングルサイズで使用年数は10年以上。
ベッド本体の汚れやマットレスのへたりが原因で、買取金額はほとんどつきませんでした。
そして、ノーブランドであることも査定に大きく響いたようです。
「この状態で500円の値がついたのは奇跡。0円になることも覚悟していた」と、Hさん。
状態が良い(使用年数が浅い)ものであれば、最大で購入金額の20%ほどは買取金額が付くようです。
【例】4万円で購入したベッドであれば、最大8,000円で買い取り。
これに対して、有名メーカーのマットレスが使用されていたり市場でも人気のあるベッドは、買い手もつきやすく、売却しやすいとのことでした。
主なメーカーを挙げると、シモンズやエアウィーヴ、テンピュールなどですね。
ノーブランドのベッドと比べると、なんと最大で購入金額の40%以上の買取額がつくんだとか!
【例】10万円で購入したベッドであれば、最大4万円で買い取り。
オークションやフリーマーケットを利用する際も、需要のあるメーカーでしたら売却可能かもしれません。
しかし実際のところ大型で搬出入も大変なことから、余程のことがない限りすんなりと買い手を見つけることは困難でしょう。
結果として、引っ越し日までに売れず、泣く泣く費用を払って処分するケースも少なくないようですね。
処分をする時は、なるべく人手を頼る
ベッドは袋に入れるだけの小型のごみと違い、大型の家具に分類されるため運び出しが大変です。
玄関から出せなかったり、ベランダからの搬出が必要になると、それなりに大掛かりな作業になってしまいます。
分解して一人で運び出すにしても、家や外を何往復もしなければなりません。
なので、ベッドを処分する時はなるべく人手を増やしましょう。
不用品回収業者に頼んだり、引っ越し業者の回収オプションも人手を増やす方法の一つです。
Hさん自身、買取金額はほとんどつかなかったものの、業者さんがスピーディーに運び出しをしてくれたおかげで助かったと言っていました。
処分費用がわからない場合は、見積もりを取って予算を組んで下さい。
ベッドのサイズによって金額が変わることもあるので、あらかじめきちんと測っておきましょう。
また粗大ごみに関しては、自治体の指示に従うケースが主なので、役所の環境課などにお問い合わせ下さい。
ちなみにベッドの運び出しについては、こちらの記事で詳しく書かせていただきました。
【参考】引っ越しの時ベッドを楽に運ぶには?自分で運ぶためのポイント
処分費用について
粗大ごみに出したり業者へ回収を依頼すると発生する処分費用ですが、
こちらは自治体やそれぞれの業者ごとに差がありますので、処分を検討している人は事前に調べた方が良いでしょう。
例えば、東京都世田谷区の処分費用は
- シングル・セミダブル・パイプベッド…1,200円
- ダブルベッド…2,000円
- 二段ベッド…2,400円
- シングル・ダブルマットレス…1,200円
となります。
そして業者の回収費用ですが、不用品回収エコーズさんのホームページを参考にすると以下の料金になります。
- シングルベッドのフレームのみ…2,000円〜
- シングルベッドフレーム+マットレス…5,000円〜
セミダブル以上だとサイズアップごとに別途で+1,000円〜かかります。
さらに、処分費用とは別に基本料金(業者への作業代行料金)を上乗せします。
どんなに安く済んでもそれなりに費用がかかってしまうのが難点ですが、プロの手で処分されるので安心感はありますね。
ライフスタイルにあわせた寝具選び
さて、Hさんは新居に移った際に、新しくベッドを買い直すか否かで迷ったそうです。
旧居では部屋が狭くなって生活に不便を感じていただけに、すぐ新品を買おうとは思えず…。
そこで、また引っ越しをする時、どんな寝具を選べば生活に困らないかを考えました。
- 座る目的でも使えるソファベッド。
- 机やテレビを置ける機能的なロフトベッド。
- 折り畳みベッドで生活スペースを確保。
- ベッドを購入せず、布団生活。
以上のパターンから、メリットやデメリットを挙げて適切な寝具を選んでいったそうです。
それぞれのメリット・デメリットを考える…
いずれまた引っ越しをすると考えた時、ソファベッドやロフトベッドは運び出しが大変。
ソファベッドはリクライニング次第で椅子にも寝具にもなりますが、価格の安いものを購入してしまうと劣化も早いです。
そのため、引っ越し時期にまたしても処分に困ることが予想されました。
ロフトベッドは、ベッドスペースを底上げすることで、机やテレビを置ける機能的なスペースを設けられます。
ですが、組み立てや分解作業を一人で行うことは困難です。
バタバタと荷造りをする傍らでベッドの分解をするのはとても手間がかかります。
ここでHさんは、ベッドを購入せずに布団のみで生活をしようかと思い立ちました。
新居には布団を片付ける収納スペースも確保できており、次の引っ越しも布団袋に寝具を詰め込むだけ。
組み立て作業もなく、荷造りの負担や処分に関してはかなりストレスが減ります。
しかし一つ問題がありました。Hさんは、元々少し面倒くさがりな性格です。
「毎晩・毎朝、布団を敷いたり片付けたりする作業が億劫…」と感じたそうな。
ですが、万年床になってしまうと湿気で布団がカビだらけになってしまい、健康被害が出てしまいます。
よって、寝具を布団のみにすることもHさんにとっては少し躊躇する要素になってしまいました。
引っ越し、収納、湿気対策…出した答えは?
悩んだ末に、Hさんは折り畳みができるすのこにマットレスを敷いて寝ることにしました。
すのこベッド/シングル・みやび格子折り畳み式のベッドとほとんど形は変わりませんが、
すのこの厚さや畳む時の負荷を考慮して、薄型タイプにしたそうです。
こちらを購入してからは、折り畳めば部屋の中もスッキリした空間に早変わり。
ベッドを置いていた頃より部屋も広く使えるように。
そして、日中は部屋の中でも布団を日に当てることが可能になり、湿気でカビが生える心配もなくなりました。
引っ越しをする際も余計な解体作業は必要なく、薄いので運びやすいです。
長らく寝具事情に悩まされたHさんでしたが、これでやっと一安心できたようです。
部屋にはいつの間にか使わないものであふれてますね。
いらない物を事前に買い取ってもらったり、処分した上で引っ越し業者にお願いすれば、引っ越し料金が安く済むかもしれません。
家の中のもの全部まとめて買い取ってもらって、値段がつかなかった物はまとめて処分しちゃいましょう。
まとめ
引っ越しをする時に処分品が出てしまうのは、やむを得ないことです。
特にベッドは1日の中でも長く体を預ける場所。
使い込む事で、どうしても他の家具に比べて劣化の進み具合も激しくなってしまいます。
処分作業や荷造りを少しでも楽にするには、引っ越しを想定した寝具選びが重要かもしれませんね。
また、売却前提の購入ならば、マットレスのグレードを高めにしたり日頃の手入れを怠らないようにしましょう。
そして、Hさんの体験談はほんの一例に過ぎません。
絶対にすのこベッドが良い!とも限りませんし、ライフスタイル次第でベッドのチョイスも十人十色です。
体にあわない寝具を使うと疲れも取れませんので、ご自身の生活や体調に合わせて選ぶようにしてくださいね。
不用品を処分してお得に引っ越ししよう
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