自力か業者か…。引っ越し時の不用品処分方法とメリット・デメリット

荷造り中にあれよあれよと出てくる不用品。

忙しい日々の中で、まとめて処分できる機会ってなかなかありませんよね。

仕分けは大変かもしれませんが、引っ越しは荷物を減らす最大のチャンス!

いらないものを処分をして、スッキリと新生活を始めたいものです。

ところで、処分をする時は自分で行った方が良いのか、それとも業者さんにお願いすべきか…。

どちらかで迷う人もいるのではないでしょうか。

私も引っ越しをする時は、状況や不用品の種類によって、方法を変えていました。

その経験で感じたメリットとデメリットをお話しますので、是非参考にしてみてくださいね。

自分で不用品を処分をする場合

●メリット

売却をすることで収入を得ることができます。

業者さんへ片付けを依頼して支出が増えることに比べると、これは大きなメリットですよね。

少しでも引っ越し費用の足しにしたい人は、早めに処分品の仕分けを始めると良いでしょう。

リサイクルショップや、ここ数年間で利用者が急増したネットオークションやフリーマーケットを活用する方法があります。

ご自身で発送を行うツールを利用する場合は、梱包用品もあわせて用意してくださいね。

●デメリット

手配は全てご自身でやらなければなりません。

梱包や配送の手続きからトラブル・クレームの対応まで、神経を使う作業が続きます。

引っ越しの準備をしながらこれらの手配をすることは、なかなか骨が折れますよね。

慣れれば時間を短縮させることもできますが、まめに処分品の選別をしないと大変だと思います。

リサイクルショップは家電売却に向いている!

冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機は、家電リサイクル法によって粗大ゴミ扱いができません。

しかしリサイクルショップに持ち込むことは可能で、これなら処分費用もかかりません。

大型家電は持ち運びが大変なので、軽トラックの貸し出しや出張買取を利用するのもありでしょう。

出張買取の場合は、査定をした上で運び出しまで行うので一石二鳥ですね!

売りに出す場合は、査定にも響きますので掃除をしっかりしておきましょうね。見た目の綺麗さは大事です。

そして動作確認も忘れずに!

また、リサイクルショップは家電の他に服や雑貨など様々な物を扱っていますので、

家電以外の品物を一気に売却をすることもできます。

【主なリサイクルショップ】トレジャーファクトリー／セカンドストリート／ハードオフ

小物の売却にはネットオークションやフリーマーケットを活用!

衣服やアクセサリー、おもちゃなど細々したものの出品に向いています。

これらのサービスを使うときのコツは、需要のあるものやレアなものを出品することです。

例えば人気のブランド品・リアルタイムで流行っているものであったり。

また、現在は販売されておらず、お店では手に入らないものも高い金額がつきやすいです。

出品をする際は、品物の写真の撮り方にも一工夫を。

色々な角度から撮ったり、服であればコーディネートの一例を載せたりしても良いでしょう。

それから、雑然とした場所で撮影せずに、品物をしっかりと選別できるような画角にすることも大事です。

ただ、品物をよく見せたいからと言って加工のしすぎは禁物です!

もし汚れや破損している部分もあるとしたら、隠さずに申告を。

それから、出品者のプロフィールをきちんと掲載しておくのもポイントです。

だいたいの居住地(例：〇〇県××市)や発送方法、発送までの期間を明確に記しておきましょう。

購入希望者から質問があれば早めに返信することも大事ですね。

オークションやフリーマーケットは、購入希望者からの返信が途絶えてしまうケースや、引っ越しまでに売れないケースもあります。

トラブルがあった際の対処法を、しっかりと確認しておきましょうね。

【主なオークション・フリマーケットサイト】モバオク!／ヤフオク!／メルカリ／ラクマ

譲渡という方法も!

売却の他には、友人や知人に譲る。または、SNSで譲渡の呼びかけを行う方法もあります。

友人・知人への譲渡で最も重要なことは、信頼関係です。

前述のオークションやフリーマーケットにおいても信頼は必要不可欠ですが、

友人知人への譲渡となれば更に慎重になる必要があります。

特に家電などの高額商品は、買取りによって金銭のやり取りが発生する場合もあります。

発送料金が必要であれば、どちらが負担するかと言う打ち合わせも必須でしょう。

それから、動作確認をしていてもなんらかの理由で破損したら気まずくなってしまいますよね。

中古品であることや譲渡後の破損に関しては責任を負えないことも、きちんと了承を得ておきましょう。

譲渡のやり取りが後々の付き合いに影響することもあるので、曖昧な対応をしないように気をつけてくださいね。

そしてSNSでの譲渡をお考えの人は、ジモティーやTwitter、Instagramがおすすめです。

ジモティーの利点は、サイト名の通り地元(近場)の人同士で譲り合いができる点になります。

手渡しができるならば、送料の心配をすることもありませんね。

TwitterやInstagramで譲渡募集を行う際は、

ハッシュタグをつけて検索者の目に触れやすくなるように工夫しましょう。

業者に不用品処分を頼む

●メリット

大型家電など、自力で運ぶことが大変なものを全ておまかせできます。

軽トラックの手配をして荷物を乗せて…と言う作業をご自身で行うのはなかなか大変ですよね。

業者さんなら、荷物の扱いや運び出しも手慣れていますので安心です。

●デメリット

不用品の処分に費用がかかってしまうことです。

引っ越し前後は何かと出費がかさむので、懐には結構な痛手でしょう。

一人暮らしから同棲に移る際に、家電の処分費用が響くケースもあるようですね。

そしてもう一つは、回収無料を強調する悪徳業者が存在することです。

家庭内で出た不用品の回収をするには、一般廃棄物処理業許可というものが必要です。

一般廃棄物の収集・運搬および処分は、市町村に処理責任があり、市町村自らが行うのが原則である。

ただし、市町村で行うことが困難な場合に限り、市町村長は一定の要件を満たした業者の申請により、ごみ処理基本計画に基づいて一般廃棄物処理業の許可を与えることができる。

引用：Wikipedia

よって、許可を得ていない業者は、不用品回収の仕事をすることができません。

しかし、無許可でゴミ収集をして不法投棄をしたり、後に高額料金を請求してくる場合があります。

トラブル処理にも時間がかかってしまいますので気をつけましょう。

実績のある業者を探そう

上記でお話したように、無料という言葉に飛びついてしまうのは早計です。

不用品の回収を業者さんにおまかせするならば、なるべく複数の業者で相見積もりを取ることをお勧めします。

不用品のサイズをメールや電話で伝える方法、他には訪問見積もりがあります。

ご自身で伝える場合は、メジャーで不用品のサイズ(幅、奥行き、高さ)を正確に測っておくと良いでしょう。

また、回収の日時や、トラックを乗り入れる際に駐車できるスペースを事前に聞かれることもあります。

すぐに答えられるように確認しておきましょう。

参考：ゴミナビ!【全国の不用品・粗大ゴミ回収業者をクチコミと評価で選ぼう!】

自治体の粗大ゴミ収集を利用する

決まった曜日にゴミ置き場に出したり、役所に問い合わせをして収集の事前予約をする方法です。

ゴミを指定の場所に出す時は粗大ゴミシールが必要になりますので、指定のお店で購入をしておきましょう。

そして、ごみ収集は各自治体によってルールが異なります。ホームページや広報で必ずチェックしてください。

以前書いた記事の廃棄処分の項も是非参考にしてみてくださいね。

参考：引っ越し中に大切なゲーム機を守ろう!買取り＆処分予定の方も必見

引っ越し業者のオプションを利用する

引っ越しと同時に不用品を処分するサービスがあります。

追加料金はかかりますが、当日まで特別なことをする必要はありません。

希望する人は、見積もり相談の際に処分の依頼をすると良いでしょう。

注意：引っ越し業者の中には、不用品回収のオプションがない場合もあります。事前に確認をしてください。

【不用品処分のオプションがある引っ越し業者】サカイ引越センター／アーク引越センター／ヤマトホームコンビニエンス

まとめ

引っ越し前は荷造りでものがあふれてしまいますが、不用品を処分すれば荷物も減って収納も捗りそうですね。

お小遣い稼ぎとして売却をするもよし、片付けのプロに依頼して手間を削減するもよし。

予算にあわせて、不用品処分の方法を検討してみてくださいね。

それでは、まとめです。

1. 家電リサイクル法に則った製品は粗大ゴミとして出さない!
2. オークション・フリーマーケット、譲渡の際はトラブルを避けるために誠実な対応を。
3. 無料を強調する不用品回収業者に警戒する。
4. 自治体のゴミ処理を利用する際は、ルールに従う。
5. 引っ越し業者の不用品回収オプション利用もあり。

引っ越し日が近づくにつれて忙しくなりますので、早めに準備することを心がけましょう。