ゴミ・不用品の処理

ゴミをそのまま置いて引っ越しをしてしまったら・・・お金を請求され大変な事に!

引っ越しの時に、問題となりがちなのがゴミ出しです。

「ゴミをそのまま残していっても大丈夫だろう」

「忙しくて処理する時間がなかった」

などと軽く考えて、不要になった家具やゴミなどをゴミ置き場に放置していこうとしてませんか?

万が一こうしたゴミを放置していくと、管理会社から後でゴミ処理費用の請求されてしまいます。

引っ越しする時に「ゴミをそのまま置いていくとどうなるのか?」詳しい説明と対処法を紹介します。

 

ゴミ捨て場に放置は違法

退去時に部屋の中は空にしたし、ゴミ捨て場に不用品・ゴミを持っていったのだからいいのではないか?

不法投棄は法律違反になってしまいます!

廃棄物の処理及び清掃に関する法律

第二条 三国民は、廃棄物の排出を抑制し、再生品の使用等により廃棄物の再生利用を図り、廃棄物を分別して排出し、その生じた廃棄物をなるべく自ら処分すること等により、廃棄物の減量その他その適正な処理に関し国及び地方公共団体の施策に協力しなければならない。

第十六条 何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。

第二十五条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは<千万円以下の>罰金に処し、又はこれをする。

知らなかったでは済まなくなりますので、気を付けてくださいね。

 

残置物(ざんちぶつ)

「引っ越しで不要になったけどまだ使える家具家電を捨てるのは勿体ない。」

「エアコンや照明器具なら、ないよりあった方がいいだろう。」

「そのまま置いて行った方が次の入居者に喜ばれるかもしれないから置いておこう!」

と考えた事はありませんか?

この場合、大家さんに許可を得た場合はいいのですが、

無断で置いてくのはNGです!

自分が住む前にその物件を借りていた人が残していった私物のことを残置物と言います。

また、物件に最初から取り付けられているものを、設備と言います。

原則、残置物はない状態が本来の賃貸物件のルールです。

設備が壊れた場合は大家さんが無償(むしょう)で交換してくれたりします。(自然故障や経年劣化等の場合)

残置物の場合だと、壊れても大家さんは関与してくれないので、知らないとトラブルになってしまうケースもあります。

残置物と設備との違いで、次の入居者に迷惑がかかってしまう事があります。

出来るだけ処分してから退去する方がいいかもしれませんね。

また、残置物は置いて行った本人に所有権があります。

無断で置いていった場合、例え自分の敷地内であっても大家さんは勝手に処分することができません。

残置物を処理するには、所有者の合意を得るか、最悪の場合は起訴を起こされ強制執行での処分になる場合もありますので、十分注意してくださいね。

引っ越し後に旧居のことでトラブルになると困りますよね。

 

不用品を処分して引っ越しをお得に

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不用品・ゴミの処理

ゴミの処理についてですが、粗大ゴミの定義は自治体によって違いがあります。

その中でも定義として多いのが、「四方が30cm以上のモノ」です。

しかし、定義内だからと言って分別せずに捨てたり、粗大ゴミじゃなく普通ゴミだからと、収集日や時間を無視して捨てる事はマナー違反です。

引っ越しの時に、出たゴミや間に合わなかったゴミは、大家さんに相談したり、

一番確実なのが、引っ越し先に持っていって処分する方がいいかもしれませんね。

1.自治体のゴミ処理センターに回収を申し込む
自治体の「ゴミ処理センター」に、電話かインターネットで回収日の予約をします。

2.コンビニ等で「ゴミ処理券」を入手する
回収の申し込みができたら、回収日の前日までにコンビニなどで入手できる「ゴミ処理券」を購入します。

3.回収の時間までに指定場所にゴミを置く
購入したゴミ処理券を粗大ごみの分かりやすいところに貼り付けて、指定されている粗大ごみ置き場に、指定された時間までに自分で運びます。

ゴミ処理センターに回収の申し込みをする時に、時期等により申し込みから回収日までの期間がかなり空いてしまう場合もあります。

その場合、指定された日よりも前に出すと迷惑になる可能性もありますので、注意が必要ですね。

万が一、退去後の回収日しか予約が取れなかった場合、ゆとりがある指定場所であれば大家さんに相談するのもいいですが、

置き場所にゆとりがなかったり、量が多い場合は、他の住人に迷惑がかかるかもしれないので、引っ越し先での回収をしてもらうほうが安心ですね。

【参考】自力か業者か…。引越し時の不用品処分方法とメリット・デメリット

 

まとめ

引っ越しの時、ゴミをそのまま置いていったり、残置物を大家さんに相談せず勝手に置いていくと、

後に処分費用を請求されるだけではなく、法律違反により罰則になる場合もあります。

その他、大家さんも含め周りの住人の方にも迷惑になりかねません。

ゴミは必ず自身で処分することが必要です。

引っ越しなどで時間がない場合、ゴミも一緒に持っていく方法が一番安心です。

費用はかかりますが、不用品回収業者を利用することもいいかもしれませんね。

引っ越し後だから関係ないとは考えず、お世話になった大家さんや近隣住民の人の事も考えて、気持ちよく引っ越したいですね。

 

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