甘く見ると痛い目見るかも!?引っ越し時のゴミの処分は計画的に

今度引っ越しするけど、そんなに捨てるものないだろう。

と甘く見ていると、直前になって痛い目をみるかもしれません。

引っ越し準備期間は想像以上のゴミがでるもの。

今からご紹介するのは、私が引っ越しを経験する中で、実践してきたゴミ捨てのスケジュールです。

引っ越し経験がない人でもわかりやすいよう、費用や日数の目安も記載しました。

余裕をもってゴミを処分することで、身も心も軽くして新しい生活を迎えられるといいですね。

特別な処理を必要とするものの選定と手続き

自治体が定期的にごみを回収してくれるもの以外に、自分で申し込みをして処分するものがあります。

具体的には『粗大ゴミ、リサイクル対象家電、パソコン』の3つです。

これらは処分費用もかかるので、それぞれの基本情報と注意点をご紹介します。

粗大ゴミ

粗大ゴミは各自治体で処分できますが、有料となります。

不用品回収業者などに依頼するよりかは、自治体を通して処分するのが一番安く済みますので、まずは早めに申し込みを済ませることをおすすめします。

参考に粗大ゴミの処分費用の一例はこちらです。

【参考：東京都大田区の粗大ゴミ料金（2021年5月時点）】

引用元：大田区の粗大ゴミ料金一覧

特に引っ越しシーズンと言われる1月〜3月は要注意。

というのも引っ越し日の直前で申し込みをすると、回収日が引っ越しまでに間に合わない可能性があるからです。

実際、私の友人Sが都内から引っ越す際、粗大ゴミの申し込みをしようとしたところ、最短の回収日が2週間先だと言われたそうです。

結局、引っ越しの日に間に合わず、泣く泣く不用品回収業者に依頼したとのこと。

後日キャンセルすることも可能なので、まずは申し込みだけ済ませておきましょう。

4大家電

4大家電と言われる

• 冷蔵庫
• エアコン
• テレビ
• 洗濯機

家電リサイクル法の対象製品のため、粗大ゴミとして処分ができません。

冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、自分で運び出すのは大変です。

処分すると決まったら、なるべく早く処分方法を確認と手続きをしておきましょう。

処分方法は大きく3つあります。

1. 購入した店舗に依頼する
2. （買い替えの場合）買い替え品を購入する店舗に依頼する
3. 指定引取場所に持ち込む

処分には費用がかかり、粗大ゴミと比べると割高です。

費用の相場は以下の通りです。（運搬費用を除く、リサイクル料金のみ）

• 冷蔵庫        ：4,000円〜6,000円
• エアコン    ：2,500円〜3,500円
• テレビ        ：1,500円〜4,000円
• 洗濯機        ：2,500円〜3,500円

より正確なリサイクル料金を知りたい場合は、以下のサイトを利用にて検索可能です。

【参考】家電製品協会 リサイクル料金確認

パソコン

パソコンは『資源有効利用促進法』が施行され、自治体での回収･収集ができません。

パソコンに以下の“PCリサイクルマーク”がついている場合、メーカーに申し込めば無料で廃棄できます。

画像引用元：一般社団法人パソコン3R推進協会

PCリサイクルマークがない場合、メーカへ申し込むとリサイクル料金が発生します。

種類にもよりますが、費用の相場は3,000円〜7,000円です。

「リネットジャパン」を使えば、パソコンを無料で回収してくれます。

国から認定を受けた正規のパソコン回収ルートで、全国の自治体とも連携しているので安心です。

以下の動画では、リネットジャパンでパソコンを処分する方法を、わかりやすく説明してくれていますので参考にしてみてください。

急ぎでゴミを処分したい場合

仕事の都合で時間を取れず、急ぎでまとめて処分したい・処分するものを選別する時間がない場合もありますよね。

引っ越し作業が進むにつれて、やっぱりこれも捨てておけばよかったと思う物も出てくることもあります。

そんな時の解決策は、

• 引っ越し先に持っていく
• ご近所の親しい人にゴミ出しをお願いする
• 引っ越し業者に依頼する
• 不用品回収業者に依頼する

などが挙げられます。

引っ越し先に持っていける許容範囲であれば持っていき、その後処分しましょう。

また、ご近所ですごく親しくしていた人がいたのであれば、その人にお願いするのも一つの手です。

ゴミ出しをお願いする場合は、お礼の意味も込めて相手の負担にならないプレゼントを、渡すといいでしょう。

頼める人がいない場合は、費用は割高ですが、引っ越し業者や不用品回収業者を使うのも一つの手です。

引っ越し業者に依頼する場合、引っ越し用のトラックの積載量や別トラックなどの手配なども考えられますので、早めに連絡をしましょう。

不用品回収業者は当日回収や、夜間・祝日も受け付けているなど融通が効くところもあります。

ちなみに、料金相場を自治体での処理費用と比較すると以下の通りです。

	自治体	不用品回収業者
テーブル	400円〜1,200円	2,000円〜
食器棚	400円〜2,000円	3,500円〜
ソファー	800円〜2,000円	3,500円〜

単品での処分以外にも、『トラックに積めるだけ積んで定額料金』というようなサービスもあります。

料金はトラックの大きさにもよりますが、最低でも10,000円からというのが目安です。

費用とサービスに納得がいくのであれば、最終手段として活用してみるのもいいかもしれません。

【参考サイト】

• 引っ越し時の粗品・プレゼントの記事一覧
• 全国の不用品回収業者の検索と口コミがわかるサイト『ゴミナビ』

【引っ越し1ヶ月〜3週間前】目標設定とスケジュール確認

何をどのように処分するのか決まったら、引っ越しの1ヶ月程前から、ゆっくりでいいので動き出しましょう。

目標日の設定と自治体のごみ収集日の確認

まずは、ゴミの処分を終わらせる日を決めましょう。　

「引っ越し当日、持っていくゴミ袋はスーパーの買い物袋1袋くらいに抑えたい。」

というような、ざっくりしたもので構いません。

また自治体のごみ収集日もこの時点で確認しておきましょう。

普段の家事で、大体のゴミ収集日は把握していると思います。

特に気をつけたいのは、収集頻度が月に1回または隔週に1回など少ないものです。

自治体によって異なりますが、例えば以下が挙げられます。

• 燃えないゴミ
• ビン・カン・ペットボトル
• 衣類・布類
• 古紙類

目標日から逆算し、それぞれいつが最後の回収日となるか把握しておきましょう。

忘れないようにカレンダーにメモをするか、携帯電話のアラーム設定をしておくと安心です。

【引っ越し3週間〜5日前】あなたにとってのゴミは誰かの宝の山かも?!

ごみ収集日の確認と、自分で申し込みが必要なゴミの手続きが完了したら、積極的にゴミをお金に替える処分方法をトライすることをおすすめします。

具体的には以下が挙げられます。

• リサイクルショップにて査定してもらう
• ネットオークションやフリーマーケットに出品
• 友人や欲しい人へ譲渡する（ジモティの活用）

それぞれのメリット・デメリットや具体的なサイトの紹介などは以下の記事を参考にしてみてください。

『自力か業者か…。引越し時の不用品処分方法とメリット・デメリット』

自分では「こんなもの売れるわけがない!」と思っていても、意外と需要があったりするものです。

処分費用がかかるものは、タダで処分できるだけでもありがたいですよね。

お金をかけずに不用品を処分したい時のポイントは2つ。

1. 不用品の大きさによって利用するサービスを使い分ける
2. ダラダラと続けず、期限を設ける

ネットオークションやフリーマーケットアプリに出品するのは、梱包・発送が容易なサイズのものがおすすめです。

大型の家具・家電などの手間がかかりそうなものは、リサイクルショップやジモティで引き取り手を探す方が負担がかかりません。

また、いずれの方法も期限を決めて取り組みましょう。

費用を節約するために粘り続けると、不用品は片付かず本末転倒です。

目安として、引っ越しの5日前までにきりをつけると、残ったものを処分する猶予があります。

フリーマーケットアプリ『メルカリ』を活用してみたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

【参考記事】

不用品はメルカリに出品!引っ越し費用の足しにする方法

【引っ越し5日前〜当日】最終調整

引っ越しも間近になってきたら、ゴミの処分もラストスパートです。

自治体が回収してくれるゴミは、普段通りに出しましょう。

あらかじめ手続きを済ませておいた有料処分品のうち、引き取り手が見つかったものは回収をキャンセルします。

その際、万が一粗大ゴミとして処分するものが出てきた場合は、キャンセル品の代わりに回収してもらえる可能性がありますので確認してみてください。

引き取り手が見つからなかった有料処分品は、予定通り回収日に出しましょう。

まとめ

この記事では、引っ越し時の計画的なゴミの処分法をご紹介しました。

引っ越しは想像以上にごみが出るので、計画的に処分することが重要です。

引っ越し経験が少ない人は、紹介したスケジュールを参考に処分を進めてみてください。

どんなに計画的に進めても、回収に間に合わないゴミが残ってしまうこともあります。

そんな時も必ず処分方法は見つかります。

記事で紹介した解決策を参考にして、自分に合った手段を探してみてくださいね。

余裕をもってゴミを処分することで、身も心も軽くして新しい生活を迎えられるといいですね。