バイクを持っている人は、引っ越しの際にどのように運ぶのかを考える必要があります。
どのような方法があり、普通の引っ越しとは何が違うのでしょうか?
また、その際に掛かる費用も気になるところです。
ここでは引っ越しにおけるバイクの輸送方法とその費用、運搬する際の注意点をまとめました。
方法によって費用も大きく変わるので、比較しながら自分に合った方法を見つけましょう!
バイクの引っ越し方法
バイクの引っ越しする際の輸送方法は複数あります。
主な輸送方法としてあげられるのは以下の通りです。
- 専門業者に依頼する
- 引越し業者に依頼する
- 自力で運ぶ
バイクの排気量、輸送距離、または複数台運ぶのか、それぞれの場合によって適切な輸送方法を選びましょう。
輸送条件により費用も異なってくるため、一概にどれが一番安いとは言い切れません。
自分の引っ越しに合った、バイクの輸送方法を検討してください。
専門業者に依頼する
バイクを輸送する代表的な方法として専門業者に依頼する方法があります。
バイク輸送のノウハウを持ったプロにお任せすることで、安全かつ安心して輸送することが出来ます。
専門業者ならではの多様なプランから自分に合った方法を選ぶことも可能です。
基本的に輸送費は
- 排気量
- 運ぶ距離
この2つが基準となり、バイクの大きさと移動距離に比例して上がっていきます。
また海外製や特別なモデルだった場合、費用がグンと上がるケースも少なくないようです。
例)埼玉から大阪まで、バイク1台分の輸送費目安
小型車(〜150cc) | 15,950円 |
---|---|
中型車(151〜750cc) | 19,250円 |
中型アメリカン、ビッグスクーターモデル (151㏄~750㏄) |
28,600円 |
大型車(751cc~1099cc) | 28,600円 |
大型アメリカン、ビッグスクーターモデル (751㏄~1099㏄) |
35,200円 |
「デポtoデポ」でお得に
専門業者はデポと呼ばれる運搬拠点を持っていることが多く、
旧居の最寄りのデポから新居の最寄りのデポ(いわゆるデポtoデポ)のプランにすることで配送料を大幅にカットできる場合もあります。
専門業者を調べる際はお得なプランや最寄りのデポも合わせて確認してみましょう。
例)埼玉デポから大阪デポまで、バイク1台分の輸送費目安
小型車(〜150cc) | 15,950円 → 9,900円 |
---|---|
中型車(151〜750cc) | 19,250円 →13,200円 |
中型アメリカン、ビッグスクーターモデル (151㏄~750㏄) |
28,600円 →16,500円 |
大型車(751cc) | 28,600円→16,500円 |
大型アメリカン、ビッグスクーターモデル (751㏄~1099㏄) |
35,200円→23,100円 |
参考: バイク輸送専門店|ヤフオクや個人売買の輸送ならRedLine
手続き代行サービスがある場合も
行政書士と連携している業者もあり、追加料金を支払えば住所変更など引っ越しに伴う手続きも代行してもらえるケースがあります。
バイクの引っ越し手続きは役所や、陸運支局まで足を運ぶ必要があります。
その代行をしてもらえるのはとても心強いですよね。
費用は掛かってしまいますが、引っ越しの負担を減らすという点で考えてみるのもいいかもしれません。
引越し業者に依頼する
引っ越し業者の多くはオプションサービスとしてバイク輸送を扱っています。
引っ越し業者に依頼するメリットは、引っ越しの手続きとバイク輸送の手続きを一本化出来るところです。
また、中には50ccの原付バイクであれば引っ越しプラン内の料金での運搬が可能なケースもあるようです。
費用が割高になる可能性がある
引っ越し業者にバイク輸送を依頼する場合、そのほとんどは提携している専門業者に輸送を依頼しています。
輸送の費用にプラスして仲介手数料を支払うことになるので、専門業者へ直接依頼するよりもトータルの金額が高くなるケースが多いようです。
手数料は小型バイクで1万円前後、中型バイク以上で1〜3万円程度が目安と言われています。
引っ越し業者によっても異なりますので、いくつかの業者で見積もりを出してもらい比較すると良いでしょう。
レンタカーで運搬する
普通自動車免許を持っている人であれば、トラックなどをレンタルして運び出すのも一つの手です。
2〜3トンの小型トラックであれば普通自動車免許で運転することが可能です。
排気量が大きく業者では高い見積もりになる場合や、数台をまとめて輸送する場合は自力で運ぶことで費用が抑えられるかもしれません。
乗り捨て(ワンウェイシステム)を利用すれば、バイクを運び終えた後引っ越し先でそのまま返却することが出来るので無駄なく引っ越すことも可能です。
トヨタレンタカーワンウェイシステム料金表(東北・関東⇔中部・近畿)
こちらの表をもとに、125ccのバイク2台を東京から愛知まで同時に運ぶ場合の例を挙げると
バイク輸送業者 | 運搬料15,950円×2台=31,900円 |
---|---|
引っ越し業者 | 運搬料31,900円+仲介手数料10,000円=41,900円 |
レンタカー | レンタカー代20,350円+ガソリン代 |
ここまで抑えられるケースも考えられます。
ただし距離やレンタル時間、ガソリン代によって専門業者よりも高くなってしまう可能性もあります。
計画を立て、しっかりと比較した上で検討することをお勧めします。
注意:バイクの固定は入念に行うこと
レンタカーを利用する場合はプロの手を借りずに、自力で固定することになります。
運搬中に破損したり、傷が付いたりした場合も全て自己責任になってしまうので
倒れたりすることの無いようにしっかりと固定しましょう。
自分で運転する
引っ越し先が近距離であれば自分で運転することで最も費用を抑えることが出来ます。
しかしながら、引っ越し先が遠い場合はかえって負担になることも考えられます。
また125cc以下のバイクは高速道路を走行出来ないため、あまりの長距離移動は現実的に難しいかもしれません。
引っ越しの期間は時間にタイトなスケジュールであることも多いので、上手に他の手を借りて無理のない運搬をしましょう。
バイクの引越しで注意すべきポイント
バイクの輸送方法も決まっていざ引っ越し!
と、その前にいくつか確認しておかなければならない項目があります。
当日になって慌てないようしっかり準備しておきましょう。
ガソリンを抜いておく
ガソリンはガソリンタンクに入っている状態のままでは危険物としての扱いになります。
法律上輸送することが出来なくなります。
なので、業者に預ける前にできればガソリンを抜いておきましょう。
業者によってはガソリンを抜かなくてもいい場合があるので、一度確認してみることをおすすめします。
また、自身でポリ容器に入れ替えて所持することも禁じられています。
抜く場合はディーラーやガソリンスタンドに依頼し、ガソリンの処分まで行ってもらうようにしましょう。
輸送前と輸送後のバイクの状態を確認する
輸送中、万が一破損などのトラブルがあった場合に備え事前にバイクの状態をチェックしておきましょう。
証拠として提示出来るように写真として残しておくのがベストです。
バイクの中に保管しているものや、走行距離も合わせて確認しておきましょう。
引っ越し後15日以内に手続きが必要
引っ越しがひと段落して安心したのも束の間、バイクの住所変更などの手続きは引っ越し後15日以内に行う必要があります。
保険証や年金などの変更手続きも14日以内に行うことが決められているので、合わせて早めに手続きを済ませましょう。
バイクの引っ越し手続きは
- 〜125ccまでの小型バイク→市町村の役所
- 126cc以上のバイク→引越し先の管轄の陸運支局
で行う必要があります。間違いのないように気をつけましょう。
冒頭で記載したように、バイクの輸送業者のオプションで住所変更の代行を行ってくれるケースもあります。
どうしても時間の取れない方は利用してみるのも一つの手です。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
まとめ
今回は引っ越しにおけるバイク輸送の方法と注意点についてお伝えしました。
主な輸送方法としては
- 専門業者に依頼する
- 引越し業者に依頼する
- 自力で運ぶ
バイクを引っ越しする際の注意点は
- ガソリンを抜いておく
- 輸送前と輸送後のバイクの状態を確認する
- 引っ越し後15日以内に手続きが必要
以上の内容を参考にして頂けたらと思います。
バイク輸送の費用は排気量や移動距離によって大きく変わる為、それぞれの方法を比較しながらしっかり検討することで費用が抑えられる可能性があります。
しかしながら、第一は安全に運ぶことなので安さを追求するあまり無理のある方法を取らないよう気をつけたいところです。
自分に合った方法を見つけて、引っ越し先でもバイクライフを楽しみましょう!
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無料でできるし、3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。