冷蔵庫の水抜きってなに?
自分でやらないといけないの?
初めて聞いた時は何のことなのかわかりませんよね。
安心してください。
この記事では冷蔵庫の水抜きについてご説明します。
冷蔵庫は家事・育児に忙しいママにとっても必要不可欠な存在ですが、
引っ越しの準備は出来るだけ手間をかけずに済ませたいですよね。
事前に予習しておくことで、安心して引っ越し期間を乗り切れるといいですね。
冷蔵庫の水抜き・霜取りとは?
そもそも水抜きとは、冷蔵庫に付着した水分を取り除く作業のことです。
大きく分けると冷蔵庫付属の蒸発皿の水を取り除く作業と、冷蔵庫内外の水分を拭きとる作業があります。
冷蔵庫は絶えず冷気を循環させているため、その仕組みから水（霜）が発生します。
発生した水を集めて蒸発させる場所が蒸発皿です。
普段、蒸発皿に溜まった水は自然と蒸発しますが、引っ越しの際は水漏れを防ぐために拭き取りが必要になります。
同時にやっておく必要があるのが冷蔵庫内外の水分の拭き取りです。
梅雨の時期に感じたことがあるかもしれませんが、冷蔵庫を開け閉めすると空気中の水蒸気が冷蔵庫の冷気に冷やされて結露します。
水分量としては多くないかもしれませんが、そのような結露も拭き取ります。
水抜き作業は以上ですが、あわせて必要となる作業が冷凍室の霜取りです。
冷凍室に霜がつくとは、大袈裟にいうと以下の写真のような状態です。
冷蔵庫の電源を抜くと冷凍庫の霜も溶け出してくるため、その水を拭き取る作業が必要となります。
なぜ水抜きが必要なの?
引っ越しの時に水抜き・霜取りが必要な理由は、冷蔵庫からの水分により一緒に運ぶダンボールや家具を濡らしてしまうのを防ぐためです。
ご存知の通り、大型の荷物を除くほとんどの荷物はダンボールの中に詰め込みます。
引っ越し用のダンボールは厚みもあって頑丈ですが、水が一番の大敵です。
万が一濡れてしまった場合、ダンボールの強度が落ちるうえに、最悪の場合は中のものまで浸透してしまう可能性があります。
また木製・革製の家具は、水がついてしまうとシミになってしまうことも考えられます。
このようなトラブルを避けるために、冷蔵庫の水抜き・霜取りは必要だと言われます。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
冷蔵庫って常に食材が入っているので、なかなかしっかり掃除する機会ないですよね。
中身を出すことになる引っ越しは、冷蔵庫を綺麗に掃除するチャンスでもあります。
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食べ物を入れておくところだから清潔にしておきたいですね。
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本当に必要なの?作業の要否は引っ越し業者に確認を!
水抜き・霜取り作業を含む冷蔵庫の準備方法は、依頼する引っ越し業者によって対応が異なります。
少しでも準備の負担を減らすために、わからない時は事前に確認することをおすすめします。
例えば、アート引越センターは引っ越し当日に作業員が蒸発皿の水抜きをやってくれます。
蒸発皿の水を捨てる必要がないだけでも、子育て中のママには負担が減るので助かりますね。
また冷凍室の霜取りですが、最近の冷蔵庫は自動霜取り機能がついているものがほとんどです。
先ほどの写真のように冷凍室が霜でおおわれている場合は、前日からコンセントを抜いて溶かす作業が必要になります。
ですが冷凍室に霜がほとんどない状態であれば、簡単な拭き取り作業だけで問題ありません。
実際、私の友人Aさんが依頼した引っ越し業者は、冷蔵庫の事前準備の指示は特になく、引っ越し当日に冷蔵庫の中身をクーラボックスへ移動させただけで済んだそうです。
ちなみにAさんが使っていた冷蔵庫は、2019年製のTOSHIBAの冷蔵庫で、引っ越し先へは車で約1時間半の距離でした。
具体的な水抜き・霜取りの方法のご紹介
こちらでは引っ越し業者に確認後、水抜き・霜取りが必要な場合の手順をご紹介します。
事前準備
水抜き・霜取り作業に取りかかる前に、事前に以下の準備が必要です。
- 冷蔵庫の中身をカラにしていく
- 製氷機能を止める
- 取扱説明書にて蒸発皿の位置を確認する
食材を効率よく使い切るのには計画的に進める必要があります。
上手に空にする方法は以下の記事を参考にしてみてください。
【参考記事】
０歳児の子連れママ必見!引っ越し前日までに冷蔵庫を空にする方法
加えて、自動製氷機能がついている場合は、引っ越しの3日前を目安に止めておくようにしましょう。
蒸発皿の位置を知らないまま冷蔵庫を使っている人も多いはず。
事前に取扱説明書で蒸発皿の位置を確認しましょう。
取扱説明書を捨てちゃった!
という人は冷蔵庫各社のWebサイトまたは、トリセツというアプリにて確認可能です。
参考に、大手日系企業の取扱説明書サイトとトリセツの紹介を掲載します。
【取扱説明書参考Webサイト】
・三菱電機
用意するもの
冷蔵庫の水抜き・霜取り作業はとにかく水気を拭き取ります。
そこで以下のものを用意しておくと便利です。
- ふきん、ぞうきん：1、2枚
- 大きめのフェイスタオルやバスタオル：1、2枚
- ドライバー・桶★
- 重曹・除菌スプレー★
ふきんやぞうきんは冷蔵庫内外の水気を拭き取るのに便利です。
冷蔵庫は食品を入れるものですので、できるだけキレイなものを使うことをおすすめします。
蒸発皿の水取る作業や、冷凍室の霜を拭き取る作業時には大きめのタオルを用意しておくと便利です。
★マークのついているものは必要に応じて用意してください。
蒸発皿がついている位置が冷蔵庫の背面部の場合など、製品によってはドライバーや水の受け皿となる桶が必要となる場合もあります。
作業中に慌てることのないよう、取扱説明書を確認しておきましょう。
同時に、冷蔵庫がカラになる状態はめったにないので、掃除をするいい機会でもあります。
冷蔵庫の汚れは目に見えないことも多いですが、意外とニオイがついていたりするものです。
余裕のある人は、重曹や除菌スプレーでニオイの元から取り除きましょう。
引っ越し前日の作業手順
いよいよ実際の作業に移ります。
手順は大きく分けて4つ。
- 冷蔵庫の中身をカラにして電源を抜く
- 冷蔵庫の扉を開けた状態で放置して冷蔵庫を常温に戻す
- （重曹または除菌スプレーをかけて）拭き取り作業
- 蒸発皿の水・冷凍室の霜が溶けた水分を取り除く
まずは、使いきれずに残ってしまった食材や調味料等を全て冷蔵庫から出し、冷蔵庫の電源を抜きます。
次に冷蔵庫の扉を開けた状態で放置し、冷蔵庫を常温に戻します。
霜取り機能がない冷蔵庫の場合は、霜が溶けるまでに時間がかかります。
気温にもよりますが、夏場はおよそ10時間、冬場だと15時間近くかかることもありますので早めに電源を抜くことをおすすめします。
また大量の水分が溶け出す可能性がありますので、霜が溶け出す前にあらかじめ冷蔵庫の下に大きめのタオルを忍ばせておくことをおすすめします。
冷蔵庫外の拭き取りや掃除は、電源を抜いた直後から始められます。
冷蔵庫内は電源を抜いた直後の場合、冷凍室や製氷室に溶けきれていない氷があるかもしれないので、数時間放置した後にまとめて取り掛かった方が効率的です。
加えて、蒸発皿は浅いタイプのものが多く、少し傾けただけで水がこぼれてしまう可能性もあります。
蒸発皿の水を処分する際も大きめのタオルを敷いておくと安心です。
重曹・除菌スプレー以外にも徹底的に掃除したい!
という方には以下の動画を参考にしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
この記事では、引っ越しの際に必要といわれる冷蔵庫の水抜きについて紹介しました。
水抜きや霜取りは初めて耳にする人もいたかもしれませんが、やること自体は水分を取り除くというシンプルな作業です。
蒸発皿の水抜きは引っ越し業者が対応してくれる場合があるので、事前に確認しましょう。
ご自身で作業する場合は、あらかじめ取扱説明書に目を通しておくとスムーズです。
作業自体は簡単ですが、霜が完全に溶けるまでにはある程度の時間がかかりますので、忘れずに行うようにしましょう。
冷蔵庫は引っ越し先でも必需品です。
事前に作業を予習しておくことで、安心して引っ越し期間を乗り切れるといいですね。
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引っ越しで中身を出すついでに冷蔵庫も掃除してもらっちゃいましょう！
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