引っ越し日が近づいてきたら、当日のタイムスケジュールを決める必要があります。
スケジュール決めで一番気になるのは、
「引っ越し業者の方に行ってもらう、搬出・搬入作業にどのくらいの時間がかかるか」
ということはないでしょうか。
引っ越し業者の作業時間がわからないまま、当日のスケジュールをしっかり組まずに引っ越し作業進めると、
「新居で予約していたガスの開栓立ち会いの時間に移動が間に合わず、引っ越し当日ガスの開栓ができなかった」
「新しく買った家電が新居に配送されて来たが、不在で受け取ることが出来なかった」
なんてことになってしまう場合があります。
こんなトラブルにならないよう、当日のスケジュールを立てるために、引っ越し業者の作業時間を把握するのが非常に重要です。
引っ越し業者の作業時間とあわせて、スケジュール通りに引っ越し作業を行うコツもご紹介します。
当日引っ越し作業の流れと目安時間
搬出入は以下の様な流れで行われます。
旧居での荷物の搬出作業(50分~2時間25分)
引っ越し業者と挨拶と料金の支払い(5分)
引っ越し業者の方が家に到着したら、まずは挨拶と荷物量の確認から始まります。
挨拶のタイミングで、念のために壊れやすいものや、注意して運んでほしいものを伝えておくと安心です。
また、引っ越し業者の方に当日の作業を始める前に、料金を支払うのが一般的です。
クレジットカードや電子マネーの支払いができることもありますが、現金で支払うことが多いです。
事前に支払い方法を確認しておき、現金での支払いの場合は、料金をちょうど支払える様に準備しておきましょう。
部屋や共用部の養生・搬出の準備(10〜15分)
引っ越し業者の方が、荷物を搬入出する前に、傷がつきやすい場所を中心に専用のカバーで保護をしてくれます。
これを「養生(ようじょう)」といいます。
傷以外にも汚れを防ぐ効果もあり、共有スペースのエレベーターや階段、壁・床・扉を養生してもらいます。
分譲マンション等で、管理人さんがいる場合は、養生の仕方を指定されていることもあります。
しっかりと養生ができているか、自分自身でも確認するとよいでしょう。
荷物の搬出(30分〜120分)
引っ越し業者の方は荷物を運ぶことに慣れている為、初めて引っ越しする方だと、驚く程素早く行われます。
荷物の量によって搬出時間はかわります。
目安としては以下の通りです。
- 単身の場合:30分から1時間
- 2人暮らしの場合:1時間〜1時間半
- ファミリーの場合:1時間半〜2時間
搬出作業は、基本的に、引っ越し業者の方にお任せでOKです。
逆に、手伝ってしまうと、作業の邪魔になってしまうこともあります。
引っ越し業者の方から、「この荷物はかさねて大丈夫か?」等と質問があったときにすぐに答えられるようにしておきましょう。
また、荷物の搬出中にもやることがあります。
- ガスの閉栓の立ち合い
- 荷物の搬出が終わった部屋から掃除をする
ガスの閉栓は引っ越しの作業中にお願いしておくと、時間を短縮できます。
なるべく搬出作業と、同時進行で終わるように進めていくといいですよ!
私は以前、作業完了後に掃除を始めてしまい、引っ越し業者が家を出発してから自分が出発するまで随分時間をあけてしまったことがあります。
新居に引っ越し業者の方が先についてしまい、現地で待たせてご迷惑をかけてしまったことがあります。
引っ越し業者と移動のタイミングを合わせるように心がけましょう。
最終チェック(5分)
全ての荷物が運び出されているか確認しましょう。
荷物が残ってしまって、後から自分で運ばなければならないと、とても大変です。
新居での荷物の搬入作業(45分~2時間20分)
部屋や共用部の養生(10〜15分)
搬出時と同様に共用部や玄関ドアの周りを養生してもらいます。
荷物の搬入(30分〜120分)
この時も、搬出と同じくらいの時間がかかります。
- 単身の場合:30分から1時間
- 2人暮らしの場合:1時間〜1時間半
- ファミリーの場合:1時間半〜2時間
が目安です。
搬出時同様、引っ越し業者の方に任せましょう。
自身で行う事としては、次々と運ばれてくる荷物や家具家電をどこに置いてもらうかの指示を出す事がメインになります。
最終チェック(5分)
旧居から運び出してもらった荷物が、すべて室内に揃っているかチェックします。
トラックに置き忘れていたり、マンションの前に仮置したものがそのままになっていたりすることがあります。
部屋の外に出て、トラックの荷台や敷地の前を目視すると良いですね。
また、運んでもらったものに汚損・破損があれば、この時に伝えるようにしましょう。
引っ越し業者の作業時間が伸びるケース
以下の項目に当てはまる場合はすこし作業時間が伸びることがあります。
- 荷物量が多い
- 運搬に時間がかかる部屋に住んでいる(引っ越す)
- 部屋が高層階にある
- エレベーターがない
- トラックの停車可能位置が建物から遠い
- 分解・取り付け・取り外し作業が必要
- エアコンや洗濯機などの家電を取り外したり設置してもらう
- タンス、テーブル、ベッドなどの家具を分解や組み立てをしてもらう
こういった場合は、少し余分に時間をみておく必要があります。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
作業をスムーズに終わらせるコツ
搬出・搬入時に、引っ越し作業をスムーズに終えられる様に、事前準備はしっかり行いましょう。
逆に、これらの準備ができていないと、作業時間が想定以上にかかってしまいます。
それだけではなく、「当日に荷物を運んでもらえなかった」「追加料金がかかってしまった」なんてことも有り得ます。
損しない為にも、準備を終わらせておくのがおすすめです。
梱包は終わらせておく
梱包作業を事前に終わらせておくのが基本です。
万が一、荷造りが間に合わない場合は、すぐに引っ越し業者に相談しましょう。
引っ越し業者が当日時間に余裕がある場合は、追加料金を払えば荷造りをしてもらうことができます。
しかし、繁忙期などの忙しいタイミングでは、
- 引っ越し日をずらす
- 梱包出来てない荷物を自力で運ぶ
- 処分する
必要がでてくることもあります。
こんなことになってしまうと、時間もお金も体力も使うので、スケジュールを立てて梱包を進めておくことをおすすめします。
また、ダンボールに入るけど蓋を閉められず、どうすればいいのかわからない荷物があると思います。
そういった物は業者さんに梱包をお願いすることができますが、自分でできたらより作業を短縮できます。
別の記事では、その梱包方法をまとめているので、参考にしてください。
これで解決!引っ越しの荷物が段ボールに入りそうで入らない時の梱包術
冷蔵庫の水抜き作業をしておく
冷蔵庫の移動前は事前に「水抜き」「霜取り」と呼ばれる作業が必要です。
この作業をしておかないと、輸送中に冷蔵庫から水が出てきて、他の家具やダンボールが水浸しになってしまう、ことがあります。
引っ越し業者が来てからの対応となると時間がかかってしまうので、事前にしておくと良いですね。
詳しい水抜き方法はこちら
水抜きだけじゃない!引っ越しの前日までにやっておきたい洗濯機の確認事項まとめ
ダンボールに搬入先を書いておく
梱包の際に、「新居のどの部屋で使うものか」「何を詰めたのか」を、ダンボールの上部・側部に大きめに記載しましょう。
例えば、「キッチン(鍋・食器)」等と書いておきます。
こうしておくと、搬入時に、引っ越し業者の方がその記載内容を見て、勝手に判断して荷物をキッチンに運んでくれます。
引っ越し業者もスムーズに搬入できますし、自分自身もいちいち搬入先を指示するという煩わしい作業を減らすことが出来る、大事なポイントです。
家具の配置などは事前に想定しておく
新居の間取りと、自分自身が持っているものから、家具家電のレイアウトを事前に想定しておきましょう。
こうしておくことで、搬入時に引っ越し業者の方に、運び先や設置する向きをスムーズに伝えることができます。
特に女性の1人暮らしの方であれば、大型の家具は、事前に想定しておくのがおすすめ。
私の友人は、「家具のレイアウトは入居してから決めよう」と思い、引っ越し当日は適当に大型家具を搬入してもらったそう。
後日、1人で大型の家具を動かさないといけなくて、とても大変だったのだとか。
できれば、力のある引っ越し業者の方に、動かしてもらいたいですよね。
まとめ
引っ越し業者による作業時間目安は、
- 1人暮らし:搬出(1時間〜1時間半)+移動時間+搬入(1時間〜1時間半)
- 2人暮らし:搬出(1時間半〜2時間)+移動時間+搬入(1時間半〜2時間)
- ファミリー:搬出(2時間〜2時間半)+移動時間+搬入(2時間〜2時間半)
となります。
ガスの開栓立ち会いや、配送業者からの新しい家具家電の受け取りなど、引っ越し当日は、荷物の運搬以外にもやることが山積みです。
引っ越し業者が行う作業時間を事前に把握し、当日のスケジュール組んでおくとスムーズに引っ越しが可能です。
引っ越しは移動時間のスケジュールも合わせて確認をしておきましょう。
引っ越し当日の移動手段。到着時刻の打ち合わせがトラブル回避のカギ
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。