ハンディラップは「ストレッチフィルム」「ラップフィルム」とも呼ばれ、
持ち手のついた梱包用のラップのことを指します。
普段はあまり馴染みが無いかもしれませんが、
「まとめる」「保護する」「固定する」という、
引っ越しのあらゆる場面で活躍してくれる強い味方なのです。
そこで今回は、知る人ぞ知るハンディラップの魅力をお伝えしていきます。
一度使えば病みつきになること間違いありませんよ。
ハンディラップの特徴
用途の前に、まずはハンディラップの特徴をご紹介します。
密着度があるのにベタベタしない
ハンディラップは、通常のラップと同様に静電気で密着することでその効果を発揮します。
テープのように粘着で貼り付く訳では無いので、荷解きした後にベタベタする心配もありません。
伸縮性がある
伸縮性にも優れているハンディラップは、最大で2倍の長さにも伸びます。
この伸縮性が、ズレを防止するのに大きく役立ちます。
形に沿って梱包できるため、包むものを選ばないのも重要なポイントですね!
梱包時は刃物がいらない
ラップは、家庭用でいえば付属のギザギザのカッターで切るイメージがありますが、
ハンディラップは手でちぎることができるので手を止めることなく作業ができます。
梱包時は手で簡単にちぎることができるのに、
巻きつけた後は手で切れないくらい頑丈になりますよ。
粘着で貼り付けていないので、
荷解きの際はハサミなどを使えば簡単に切ることができるのも大きな特徴です。
強く巻きつけても食い込まない
テープを使わない梱包といえばビニール紐もお馴染みですが、当たる面が細く、食い込んで跡がついてしまうケースもありますよね。
ハンディラップは様々な幅が展開されていますが、
一般的なものは10cm幅がほとんどなので強く巻きつけても食い込む心配がありません。
基本的な使い方
対象のものにぐるっと巻きつけて使用します。
少し引っ張りながら巻きつけることで、より密着度が増します。
決まった巻き数はありませんが、3回ほど巻けば安定してくるので、
それ以降は様子を見ながら重ねていき、切る際は手でちぎります。
巻き数を重ねるほど強度が増していくのもハンディラップの特徴です。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
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どのような場面で使えるのか
ハンディラップは、引っ越しの以下のような場面で活躍します。
- まとめる
- 保護する
- 固定する
具体例を出しながら紹介していきます!
長いものをまとめる
引っ越しの荷造りにおいて、傘や物干し竿などの長いものはまとめて運べるようにするのが鉄則です。
まとまりにくい束も、巻きつけるだけで梱包作業が完了します。
テープは粘着部分が残ったり、紐は運搬しているうちに緩んできたりすることもありますが、
ハンディラップは粘着が残らないほか、密着度が高いので緩む心配もありません。
雑誌や書籍をまとめる
紐ではまとめにくい書籍類も、ハンディラップにお任せしちゃいましょう。
十文字に巻きつければ上下左右どこからも崩れる心配はありません。
書籍に限らず、板状のものであれば同じように梱包できます。
引っ越し後大量に出た段ボールもスッキリまとめることができますよ。
食器をまとめながら固定し、保護できる
ハンディラップは食器をまとめる際にもおすすめです。
そもそもがラップで衛生的なので、直に梱包できるのが頼もしいですね。
ハンディラップで食器を梱包する場合は、
なるべく同じ大きさの食器を重ねて梱包することでより安定感が増します。
食器に対して全ての向きから、空気が入らないようにぴっちり巻きつけるのもポイントです。
食器がズレにくくなるほか、運搬中のホコリや汚れから守ることができるので、
荷解きした後に洗い直す手間を省くこともできますよ。
毛布や布を固定する
家具を保護する際に毛布で覆った時、テープや紐で固定することも多いですが、
少しでもズレるとすぐに緩んでしまいますよね。
そんな時も、ハンディラップで固定するのがおすすめです。
テープで留めた後のようにベタベタが残らないのはもちろん、ラップの伸縮性が働いてズレを最低限に抑えてくれますよ。
もちろん、通常の毛布や布を束ねる際にもおすすめです。
家具や家電を保護する
段ボールに入れずに運ぶことができる家具や家電も、運搬中はホコリなどが避けられないので保護できたら嬉しいですよね。
例えば布製の椅子や、上からホコリの入りやすい空気清浄機などはそのまま運ぶことに抵抗がある場合もあるのではないでしょうか。
そこで、ハンディラップを全体に巻きつければ新品のパッケージのようになるので綺麗な状態のまま運搬することができます。
引っ越しの日が雨になってしまった!という場合でも重宝しますよ。
そのまま運びたいものを固定する
引き出し、蓋が固定されていない箱、持ち上げると分かれてしまう家具など、
運ぶ際にバラつきやすいものも簡単に固定できます。
家電のコードを本体に束ねておく際にも活用できますよ。
これらは養生テープでやりがちなところではありますが、
テープの粘着が残りやすい材質や、塗装が剥がれてしまうものも多いので、
やはりハンディラップがおすすめです。
どこで購入できるのか
ハンディラップは、日用品を取り扱うお店で購入することができます。
オリジナル商品として展開されていることも多く、本体を購入した店舗でしか専用のスペアを取り扱っていない場合があるので注意しましょう。
引っ越しで使用する場合は特に量を使うので、本体と同時にスペアを購入しておくのがおすすめです。
ホームセンター
ほとんどのホームセンターではハンディラップの取り扱いがあります。
基本的に一つ300〜1,000円ほどで販売しており、長さと比例して値段が上がっていきます。
引っ越し前の買い出しにプラスしてみてはいかがでしょうか。
ホームセンターでの買い物リストはこちらの記事も参考にしてくださいね。
短期準備期間の引っ越しで使う、梱包資材5つと道具3つ+時短アイテム!
100円ショップ
100円ショップでも、オリジナル商品でハンディラップを取り扱っているところがあります。
見た目は普通のハンディラップとほとんど変わりませんが、
量が少なかったり、持ち手を回転させながら使用する必要があったりと、
値段相応のクオリティである場合が多いので気をつけましょう。
お試しで使ってみたい方にはおすすめですが、引っ越しで長時間使用するのには根気がいるかもしれません。
ネットショップ
様々な種類から選びたい場合はネットショップが便利です。
一般的なハンディラップは10cmですが、業務用のサイトを覗くと30cmのものも!
大きな家具を保護したい時などに検討してみても良いかもしれません。
[山善] ハンディラップ セット品 幅10cm×150m巻 ストレッチ フィルム くるット セット(本体1個+交換用ラップ3個)
まとめ
今回は、引っ越しにおけるハンディラップの活用術をお伝えしてきました。
- 刃物を使わずに巻きつけるだけで梱包ができる
- 静電気と伸縮性を利用した張り付きで、密着度が高くズレにくい
- テープのようにベタベタが残る心配がない
- ホコリや汚れの保護にも使える
以上のポイントから、ハンディラップ一つでかなりの梱包を網羅できることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
特に、束になっているものに関しては出来るだけ梱包したいものの大きさを揃えるのが上手にまとめるポイントです。
テープとの比較を多く紹介してきましたが、
注意点として、段ボールを閉じる際など粘着力が必要な場面はハンディラップでは代用できないので気をつけてくださいね。
便利グッズを賢く使い分けて、ストレスフリーな梱包を目指しましょう!
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