ベランダに出たままになっている物干し竿は景観の一部となり、荷造りの際にうっかり見逃してしまいますよね。
実際に物干し竿は引っ越しの忘れ物の中でもワースト1といわれています。
そこで今回は、置いていくことで何が問題になるのかを踏まえた上で、
旧居に物干し竿を置いていかないための方法をお伝えしていきます。
置いていってはいけないのか
物干し竿に限らず、物件を退去する際にものを置いていくことは原則できません。
引っ越しの忘れ物はいわゆる「残置物(ざんちぶつ)」としての扱いになり、
置いていった後も所有権が元々の持ち主に残ります。
管理会社や大家さん、次の入居者が勝手に処分することも出来ないため、
引っ越し後にトラブルとなる可能性もあります。
逆に言えば、大家さんの許可があった場合は置いていっても問題ありません。
置いていきたい場合は黙って置いて行くのではなく、一度大家さんに相談してみましょう。
物干し竿を置いていかないための方法
物干し竿を置いていかないための方法として、次の2つを紹介します。
- 早めに梱包して代用品を使う(竿を新居に持っていく)
- 処分して引っ越し後に新しいものを購入する
どちらにもメリット・デメリットがあり、取るべき方法も変わっていきます。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
「早めに梱包して代用品を使う(竿を新居に持っていく)」場合
引っ越しの荷造りは2〜3週間前から始めるのが目安ですので、
洗濯機の引っ越し準備をするまでは洗濯機を回したいと思う方は多いと思います。
そういった場合を考慮して、物干し竿を早めに梱包して他の荷物と合わせて置いておき、
引っ越しまでは代用品を使用するのがおすすめです。
メリット
- 他の荷物と一緒になっているので運び忘れのリスクが下がる
- 新居で新しい物干し竿を買う必要がない
デメリット
- 梱包の手間が生じる
- 代用品を忘れてしまう可能性がある
物干し竿の梱包方法
物干し竿は段ボールに入らないので、そのまま運べる荷物の一つです。
しかしながら、端がぶつかって窓やトラックの中を傷つける可能性があるので、
段ボールやエアキャップ(プチプチ)で端だけでも補強しておくのがおすすめです。
また、長さの調節ができるタイプは運搬中に動かないように固定する必要があります。
汚れはしっかり拭き取り、部屋の中に置いても大丈夫なようにしておきましょう。
物干し竿の代用品
物干し竿の代用品としておすすめなのが「洗濯ロープ」です。
こちらは100円ショップや、ホームセンターやネットショップでも1,000円以内で購入できます。
引用:Amazon
あまり重いものを干すことには向いていませんが、数日間の代用としての役割は十分に果たしてくれます。
取り外し後は小さくまとめることができるので、持ち運びも簡単な上に、
処分する際も金具と分別して一般ゴミとして捨てることができるので手軽に使えるのが嬉しいですね。
ただし、物干し竿の代わりにこちらを忘れてしまわないように気をつけましょう!
「処分して引っ越し後に新しいものを購入する」場合
運搬や梱包の手間がもったいないと考える場合や、
新居では違うサイズの物干し竿が必要になる場合は、引っ越し前に処分してしまいましょう。
メリット
- 引っ越しの梱包、運搬の手間がなくなる
- 新居に合った物干し竿を購入できる
デメリット
- 処分の手間が掛かる
- 処分の費用が掛かる場合もある
- 店舗で購入する場合は自宅まで持ち運ぶ必要がある
物干し竿の処分方法
物干し竿を処分する場合は、以下のような方法があります。
- 粗大ゴミ
- リサイクルショップ
- フリマアプリ
- 販売店舗で引き取り
- 不用品回収業者
それぞれの詳しい方法と注意点を解説していきます。
方法によっては他の家具も同様に処分できる場合があるので、
まとめて処分できるかどうかも合わせて確認しておきましょう!
粗大ゴミ
物干し竿は一般ゴミとしての回収は行なっておりませんので、
自治体の指示に従い、粗大ゴミとして回収してもらうのが一番手軽な方法です。
粗大ゴミの回収は月に数回しかないので、引っ越しまでに収集してもらえるよう早めの連絡を心掛けましょう!
粗大ゴミの処分方法は以下の通りです。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口に問い合わせ、回収日時を予約
- 指示のあった金額分の粗大ゴミ処理券(シール)をコンビニなどで購入し貼り付ける
- 回収日に回収場所へ持っていく
処理券の金額は自治体によって異なるため必ず問い合わせてから購入しましょう。
都内の粗大ゴミ受付センターはこちらからも検索できます。
リサイクルショップで引き取り、売却する
状態が良いものであれば売却や譲渡も検討できますが、
長時間屋外で使用していた物干し竿は、綺麗に見えても新品には及ばないので、
あまり値段に期待はできないと考えておきましょう。
リサイクルショップであれば訪問の引き取り依頼ができる場合がほとんどですので、
大きな物干し竿を持ち運ぶ必要がないのが嬉しいですね。
フリマアプリで譲渡先を探す
こちらも、状態が良いものであれば譲渡先が見つかる可能性があります。
フリマアプリの中でも、物干し竿のような大きな家具を出品する場合はジモティーがおすすめです。
物干し竿を郵送する場合、送料だけでも2,000〜3,000円かかりますが、
ジモティーは直接手渡しが基本になりますので、配送料や梱包の手間を抑えることができますよ。
一般的なフリマアプリは売却後、配送料と梱包で大きな出費となる場合があるので気をつけましょう。
販売店舗で引き取りしてもらう
ホームセンターや家具屋で、新しい物干し竿を購入すると古い物干し竿を引き取ってもらえるサービスを展開しているところがあります。
新居で新しい物干し竿を使う事を検討している方には嬉しいサービスですね!
ただし、同等の商品に限る場合や持ち込みの必要があるなど、
店舗によって各種条件がありますので、事前にしっかり確認してから利用するようにしましょう。
不用品回収業者は悪徳業者に注意
時折、郵便ポストに入っている「不用品回収業者」のチラシ。
引っ越しを考えている時期に目にすると、思わず電話を掛けてしまいそうになります。
しかし、実は不用品回収業者の中には「無許可」で営業している場合も多く、
安易に利用するのは大変危険です。
その中でも「無料」を謳っている業者は悪徳業者の可能性が高いので特に注意しましょう。
「売れて儲けになるものに関しては無料で引き取る」というシステムなので、
それ以外は有料、中には高額な金額を請求されるトラブルも起こっています。
不用品回収業者を利用する場合は、事前にしっかり調べてから利用しましょう。
まとめ
今回は、引っ越しで物干し竿を置いていかない方法についてお伝えしてきました。
「物干し竿は忘れやすい」という意識を持って、出来るだけ早めの対処をしておくことが大切です。
- 早めに梱包して他の荷物と一緒に置いておく
- 物干し竿がない間は洗濯ロープで代用する
- 持って行くのではなく処分する
これらを応用し「早めに処分して、引っ越しまでは洗濯ロープで代用する」といった方法もおすすめです。
引っ越し当日も、部屋だけではなくベランダの確認までしっかり行い、
忘れ物のない引っ越しを目指しましょう!
もし、うっかり置いてきてしまった場合はこちらの記事を参考にしてくださいね!
引っ越しで荷物を積み忘れた!どうすればいい?未然に防ぐ方法も紹介
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