引っ越しの日取りが決まり、いざ慌ただしく作業を始めようとした時。
どのように梱包を進めたらよいかわからず手が止まってしまうこともしばしば。
たくさんの本の梱包もその一つ。
「段ボールの大きさは?詰め方にコツはあるの?絶対に折り曲げない方法は?」
せっかくの大切な本ですから、新居でも綺麗な状態で読書をしたいですよね。
テクニックを使いこなせば、引っ越し作業中や運搬時にうっかり本にダメージを与えてしまうようなアクシデントを回避できます。
ここで私がおすすめする、本の梱包方法や注意点を紹介しますね。
さらに、「日中は忙しくて梱包作業を夜や週末の休日しか出来ない。」
そんなお悩みを一気に解消できる、時短テクニックもお伝えします。
ショートカットで手早く梱包作業を終わらせてしまいましょう。
絶対に本に傷をつけない、梱包のポイント3つ
梱包のやり方を誤ってしまうと、本がぐにゃりと曲がったり、角が潰れてしまうといった悲劇が起こってしまいます。
そんな状態になってしまったら、心にも大ダメージが…!
思わぬトラブルを引き起こさないためにも、梱包で気をつけるポイントを3つ挙げます。
平積みにして、緩衝材で本を保護して傷つけない
大きさをなるべく揃え、丁寧に平積み(縦ではなく横に寝かせる)をすると段ボールの中で本が動きにくくなります。
NGなやり方は、本を縦にした状態で詰めていく方法です。
一般的には本を縦積み(横ではなく縦にする)をすることで作業が楽に感じると思いますが、実はそれがNGなのです…!
本の構造上、最も弱い溝の部分に負担がかかってしまいます。本のゆがみの原因となってしまいますので絶対に避けましょう。
さて、正しく平積みにした際に、本と段ボールの間に隙間が出来る場面が出てくるかと思います。
隙間をそのままにしてしまうと、本が動いてしまって傷が出来たり、ページ折れが発生してしまいます。
緩衝材を活用して、隙間をしっかりと埋めましょう。
プチプチの他に、新聞紙やタオルなどでも代用ができます。
本が動かないように、しっかりと隙間を埋めることで綺麗な状態を保てますよ。
小さめの段ボールにいれて、本を運搬しやすく
大きな箱に詰めると、必然的にたくさんの本を入れてしまいます。
そうすると段ボールを持ち上げる事が出来なくなってしまいますので、小さめの段ボールに入れて欲しいと思います。
私は以前、引っ越しの梱包を本から始めた時に大失敗をしてしまいました。
部屋の真ん中に大きな箱を置いて、ぎっしりと本を詰めた事があります。
いざ、部屋から廊下へ本入りの段ボールを出そうとしたとき微動だにせず、諦めて小さな箱に詰め直した事があります。
せっかく綺麗に詰めたのに、また出して詰め直すという悲劇は、その後にも続く梱包作業でズルズルと低いテンションを引きずってしまいました。
また、重い荷物は引っ越し業者さんがいくら力持ちだとしても腰に負担をかけてしまいます。
万が一、ドスンと本入りの段ボールを置かれた時に、重みの衝撃で中のものが破損してしまうということもあり得るかもしれません。
引っ越し業者が扱う段ボールの一般的なSサイズは、3辺の合計が約100~120㎝です。
詰められる本の冊数の目安は、文庫本や漫画で50~60冊前後、重さは約12キロとなっております。
運搬時にダメージを与えてしまわないように、是非Sサイズに梱包して下さいね。
必読!底抜けしないガムテープの貼り方
せっかく丁寧に本を詰めたのに、段ボールを持ち上げたら底が抜けて大惨事…!
なんて事は絶対に避けたいですよね。
雨が降っている日にトラックから出すタイミングでそんな事件が起きたら、私だったらしばらく立ち直れません。
段ボールを組み立てるときは、推奨したい貼り方があります。
それは、「王の字貼り」です。
段ボールの底面に対して、両サイドにガムテープを貼り、さらに中央に十字を作るように強化します。
そうすると、王の字に見える事から「王の字貼り」と呼ばれています。
この貼り方は、両サイドと開く部分を貼る「H貼り」や、中央のみ貼る「十字貼り」と比べて底が抜けにくいというメリットがあります。
さらに上級テクニックとして、「米貼り」という貼り方もあります。
ここまでお読みの方はお気づきかと思いますが、「王の字貼り」にさらに「×」の字を書くように斜めにガムテープを重ねる方法です。
精密機器の梱包技術の一つですから、信頼性がありますよね。
私は今までに引っ越し経験が3回ありますが、今のところSサイズの段ボールに「王の字貼り」でトラブルが起きたことがありません。
その他、ガムテープの貼り方は別に記事を書きました。
本を厳選して、梱包をショートカット
本を厳選すると、梱包する量が減り梱包にかかる時間をぐっと抑えることができます。
引っ越しを機会に、お気に入りの本と手放す本を仕分けてみませんか?
一番のメリットは、荷物が最小限になるということです。
引っ越しの時の梱包が少ないと、早く作業が終わるので楽ですし、荷解きも早く終わります。
また、お気に入りの本に囲まれた新生活は気持ちのいいものです。
本が厳選されていると掃除が行き届いてスッキリとしますし、空間が広々とします。
私は初めての引っ越しの時、「しばらく読んでいないけど、
とりあえず持っていこう」と持って行った15冊ほどの本は、
結局は新居でも読まないままとなってしまいました。
手放す本は、せっかくですから捨てずに買い取ってもらい、プチおこづかいにしましょう。
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まとめ
まとめると、引っ越しで本を梱包する時のテクニックは
1.平積みにして本を緩衝材で保護する
2.小さな箱を選ぶ
3.段ボールを頑丈に補強して底抜けを防止する
4.本を厳選して、最小限の作業を目指す
以上の4点となります。
これで大切な本を綺麗な状態で新居へ持っていけますよ。
テクニックを駆使して、効率良く梱包を進めてみて下さいね。
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。