荷造り・梱包

引っ越しで使うダンボール。補強の鍵はガムテープにあり!

引っ越し時に欠かせないアイテムと言ったら、ダンボールとガムテープ。

これらがなければ何も始まらない!と言っても過言ではないでしょう。

しかし単純に、

「ダンボールを組み立てて、梱包して、ちゃっちゃとガムテープで封をして…はい終わり!」

と言うわけではありません。

私も初めての荷造り中に、早く梱包を終えたい一心で、特に何も考えずに作業をしていました。

しかし、引っ越し当日。

業者さんがダンボールを持ち上げた際に、荷物の重みでダンボールの底がボコッと歪んでしまいました。

そう、補強がとても甘かったのです。

業者さんもそのことに気づき、中身が抜け落ちないように、かなり神経を使って運んでいる様子でした。

何とか運べたものの、荷降ろしが終わるまで底が抜けないか終始ハラハラ…。

業者さんにもご迷惑をかけてしまったと罪悪感がありました。

今回は、そんな経験から学んだダンボールの補強方法についてお話します。

また、使用するテープの種類についても、詳しくご説明したいと思います。

ダンボール選びのポイント

以前こちらの記事で、ダンボール選びのポイントを詳しく書かせていただきました。

引っ越し経験から気づいた正しいサイズのダンボールをおすすめする理由

今回は大事な部分だけピックアップしますが、よろしければ、あわせてご覧下さい。

引っ越し業者さんを利用する場合

契約時にダンボールをもらえるので、大小サイズ、必要な枚数を伝えて下さい。

単身での引っ越し…平均10枚〜20枚

2〜3人の引っ越し…平均30枚〜40枚

梱包する荷物の量によって枚数も変わります。

何枚必要なのか迷う時は、見積もりの際に業者さんと相談しましょう。

ご自身で運び出しを行う場合

ホームセンターで購入したり、スーパーで無料で引き取る方法があります。

ただし、スーパーで譲ってもらう場合は、汚れが酷くないかを確認をする必要があります。

湿っていたりすると強度にも影響が出るので、気をつけてくださいね。

必要枚数も決して少なくありません。

そこでおすすめするのがネット通販での購入。

これなら、家に直接届くので、お店から運ぶ手間もないです。

また、ダンボールとガムテープのセット販売もあるので、同時に揃って一石二鳥ですね!

テープの使い分けが肝心

梱包に使うテープには、いろいろな種類があります。

「テープってそこまで使い分ける必要あるの?」って思うかもしれません。

実は、かなり大事なんです。

下記にまとめましたので、是非比較してみて下さい。

クラフトテープ

ガムテープの正式名称。クラフト紙にガム糊が塗られているテープです。

ダンボールとの相性が非常に良く、手で簡単にちぎれるので作業が捗ります。

200円前後で、50mの長さが一巻きあれば十分足りるでしょう。

カラーバリエーションも豊富なので、2種類ほど色を揃えておくと便利です。

※理由は後述します。

布テープより耐久性がなく、重ね貼りが難しいのでそこは注意が必要です。

布テープ

テープの素材に繊維が含まれているので、耐久性はとても良いです。

粘着力も抜群!

ただ、コストに関してはガムテープより劣ります。

テープの重ね張りも可能なので、ガムテープだけでは補強が難しい部分にお使いください。

また、クラフトテープより貼った跡が残りにくいため、毛布やキルティングで覆ったものの補強にもおすすめです。

養生テープ

粘着力が弱いのでダンボールの補強には向いていませんが、

家具や壁を保護する時にはとても重宝します。

OPPテープ

耐水性、耐湿性、耐久性が共に優れています。

クラフトテープと同様にカラーバリエーションが豊富なので、こちらも梱包向き。

実はクラフトテープよりコストパフォーマンスが良いという隠れた実力者ですが、ハサミやカッターがないと切れません。

この一手間が苦でない人は、OPPテープをおすすめします。

ちなみに、OPPテープを使用する人は、専用のテープカッターを一緒に購入すると便利ですよ。

テープについての補足

100均のガムテープも便利ですが、一巻きの長さが足りなかったり強度が弱めなので注意して下さい。

また、梱包の際にテープの色を変えることで、中身を一瞬で判別することができます。

「割れ物」には赤色、「すぐに使いたいもの」には白色など、ダンボールに細かく記述しなくてもわかりやすいですね。

そして、家具や壁にガムテープ及び布テープを使うことはおすすめしません。

粘着力が強いので、跡が残ったり素材が剥がれることがあります。

以前、衣装ケースの蓋が外れないようにガムテープで固定をしたのですが、

衣替えの時期までそのままにしておいたら、テープの糊がべったりついてしまいました…。

養生テープにしておけば良かったなと後悔した思い出があります。

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一手間で変わる!ダンボールの補強

【基本】ダンボールの組み立て方と、ガムテープの貼り方

こちらも、以前書いた記事の中で、少しだけご紹介させていただきました。

引っ越しの梱包作業にコツあり!失敗から学ぶちょいテク7か条

ダンボールの底をクロス組みにして、ガムテープをはらずに梱包するのはやめたほうがいいです。

底が抜ける確率が高いです。

軽いものであれば、底は一文字にガムテープを貼るだけで十分でしょう。

ガムテープも、必ずダンボールの側面まで貼りましょうね。

長さが足りないと、底に隙間が空いてしまい、強度不足に繋がってしまいます。

十字貼りとキの字貼り

少々重量があるものでしたら、十字貼り(図:左)がおすすめ。

こちらの貼り方であらゆる荷物の重さをカバーできます。

人力で運べる重さであれば、十字貼りにしておけばまず大丈夫です。

十字では不安だなと思ったら、キの字貼り(図:右)をして下さい。

私は、電子レンジなどの家電を入れる時にこの貼り方を採用しました。

中身の圧力が均等にかかるため、十字貼りより安定した強度を保つことができますよ。

米字貼り

箱の中心がかなり補強されますが、圧力が分配されるわけではないので、キの字貼りより強度は多少劣るようです。

また、ガムテープの消費や剥がす作業を考えると、少し手間がかかります。

H字貼り

ダンボールの隙間から埃が入るのを防ぐことは出来ますが、あまり補強にはなりません。

軽いもの、かつ、汚したくないものを入れる時におすすめです。

ダンボールの強度を最強クラスに変身

最後に、引っ越し業者さんからお聞きした小技を紹介します。

まず、底を組んだ時に、内側の耳をガムテープで繋ぎます。

ガムテープが剥き出しになっているので、紙などを貼っておくと荷物がくっつきません。

そして更に底を十字貼りorキの字貼り。

この補強は最強なんだとか。

車や飛行機の製造に採用される、モノコック構造と言う原理と同じだそうですよ。

ガムテープをきれいに剥がしたい時は…

ダンボールを再利用したい時は、できるだけガムテープをきれいに剥がしたいですよね。

そんな時、私はドライヤーを使っています。

30秒ほどガムテープに熱風をあててみてください。

確実にきれいに…とまではいきませんが、普通にベリっと剥がすよりは、見た目が良いです。

もっときれいに剥がしたい人は、スプレータイプのシール剥がしを使うと良いでしょう。

まとめ

ダンボールの選び方やテープの使い分け、補強など、

一見覚えることが沢山あるように感じますが、要点さえ押さえておけば大丈夫です。

それでは、おさらいです!

  1. ダンボールは汚れや湿り気のないしっかりしたものを選ぶ。
  2. ガムテープやOPPテープはコストパフォーマンスが高い。布テープ、養生テープは場面に合わせて使い分ける。
  3. テープの色を分けると、ダンボールの中身がわかりやすい。(赤→割れ物、白→すぐ使いたいもの)
  4. ダンボール底の補強は、十字貼りやキの字貼りがおすすめ。
  5. ダンボールを再利用したい人は、ドライヤーやシール剥がしを使う。

ダンボールの補強をきちんと徹底しておけば、運び出しも安心・安全ですね。

一工夫して、箱の中身をしっかりと守りましょう!

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