郵便局のゆうパックを使って引っ越しができることはご存じですか?
これから下宿生活を始める予定だったり、単身で家具付きの賃貸へ引っ越したりする人にはピッタリの引っ越し方法です。
荷物はどれも段ボールに収まるもので量も少ないから、引っ越し業者を使うほどでもないと思っているあなたに、ゆうパックでの引っ越しを提案します!
ゆうパックをさらにお得に使う方法や、引っ越し会社の単身パックとの比較も紹介しますよ。
引っ越しを郵送で?ゆうパックとは
ゆうパックは郵便局が行っている荷物の郵送サービスです。
荷物の3辺の合計が170cm以下で、重さ25キロ以内であれば、全国どこの郵便局からでも送れます。
ゆうパックは条件が合えば引っ越しでも使えるサービスです。
25キロの荷物の目安量や、段ボールを補強する方法について参考記事があるので合わせて読んでみてください。
【参考】引っ越し段ボールに詰める重さはどのくらいまで大丈夫?
ゆうパックで引っ越しできる条件
単身引っ越しで荷物が少ない
ゆうパックは段ボール1つずつに料金がかかるので、単身引っ越しで荷物が少ない人におすすめです。
引っ越し荷物が洋服や本などがメインであれば、ゆうパックで引っ越しを検討してみてください。
大型家具がない
ゆうパックでは、サイズ170(縦/横/高さの合計が170cm以内)までの荷物しか送れません。
そのため、大きな家具や冷蔵庫などは送れません。
引っ越し先に家具家電が備付の物件であったり、引っ越ししてから大型家具を買うのであれば、ゆうパックが使えますよ。
布団は圧縮袋などを使ってサイズ170までに収まれば、送ることができます。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
ゆうパックを使うメリット
引っ越しの繁忙期・通常期が関係ない
ゆうパックの料金は年間を通して一定で、引っ越し業者のような繫忙期と通常期のような区切りがありません。
引っ越しの繁忙期である3月~4月に引っ越すのであれば、ゆうパックを使うと引っ越し費用を抑えられるのでおすすめです。
料金がわかりやすく、自分で見積もりできる
ゆうパックの料金はサイズごとに決まっています。
郵便局のホームページを使えば、発送場所と送り先を入れるだけで各サイズの料金が一目でわかるので、引っ越し費用の見積もりができます。
段ボール以外の梱包もOK
ゆうパックでは梱包に段ボール以外の紙袋やビニール袋も規定のサイズ内(縦/横/高さの合計が170cm以内)であれば使えます。
ついつい溜めてしまう服屋さんの紙袋は、ゆうパックに最適だと思います。
服などの軽くて輸送中に壊れないものは、紙袋やビニール袋に入れて送るのはいかがでしょうか。
紙袋やビニール袋はかさばらず、引っ越し後の処理も簡単ですよ。
ゆうパックの注意点
段ボールなどの梱包用品は自分で準備
ゆうパックでは段ボールやガムテープなどの包装用品は自分で準備します。
郵便局の段ボールは有料で、一番大きなサイズは380円です。
スーパーなどでもらえる段ボールを使えば安く済みますが、汚れや壊れがないか確認が必要ですね。
段ボールの確保については、こちらの2記事も参考になるので合わせて読んでみてください。
【参考】引っ越しで安い段ボールを購入する方法。本当の最安値を教えます。
荷物の到着は翌日以降
ゆうパックの到着日は翌日が多く、当日中に荷物を届けることができません。
引っ越しで使う場合は荷物の到着日に合わせて引っ越し先へ行くか、一晩過ごせる荷物を持って行く必要があります。
送れないものがある
- 現金などの貴重品
- 爆発性や発火性のあるもの(アルコールは濃度70%まで)
- 劇薬、毒薬、劇物
- 複数の個人情報を含むもの
以上に該当するものは送れませんので、荷造りの際には注意してくださいね。
ゆうパックの費用
料金体系(東京-大阪間)
ゆうパックの料金はサイズによって異なり、サイズは段ボールなどの縦+横+高さの合計です。
一番大きい170サイズは175Lの容量があり、3段のカラーボックスぐらいの大きさになります。
通常の引っ越しでよく使う段ボールMサイズは、120サイズに相当しますよ。
各種割引
ゆうパックには知っている人だけが得をする割引サービスがたくさんあります。
ぜひ割引サービスを活用してお得に引っ越ししてくださいね。
持込割引
近くの郵便局の窓口や、コンビニのゆうパック取り扱い窓口に荷物を持って行くと、1つにつき120円割引きされます。
複数口割引
同じ種類で同じあて名の荷物を同時に2つ以上送ると、1つにつき60円割引きされます。持込割引と併用可能です。
アプリ利用割引
専用アプリからクレジットカード情報などを事前登録して、郵便局であて名ラベルを発行し、荷物に貼って発送すると、180円の割引きになります。
郵便局であて名を一つずつ手書きで書かなくていい上に、割引きも受けられるのでおすすめです。
郵便局受取割引
アプリ限定の割引で、受け取り場所を引っ越し先の最寄りの郵便局にして、受け取りに行くと100円の割引きがあります。
アプリ利用割引と併用して最大280円の割引きが受けられます。
荷物の量がとても少なかったり、受け取りの郵便局まで車などで行ける場合は、この割引が使えそうですね。
見積もり事例(東京-大阪間)
東京から大阪への引っ越しで120サイズの段ボール10個を送った場合、アプリ利用割引を(180円引き)を使って送ると、
(1690円-180円)×10個=15100円 になります。
120サイズ(縦40cm、横50cm、高さ30cm)には長袖シャツだと20枚前後入ります。
単身の引っ越しでは、段ボール10~15枚が目安と言われています。
引っ越し業者の単身パックと比較
引っ越し業者の単身パックとは、規定のサイズの専用ラックに荷物を詰めて、ラックごと輸送する方法です。
専用ラックはトラックに複数積めるので、他の引っ越しと相乗りしやすく、個別で引っ越しをするよりも費用を抑えることができます。
単身パックの相場は、東京-大阪間で3万円程度ですが、今回は日通とクロネコヤマトの単身パックを例にとって、ゆうパックと比較してみます。
引っ越し会社の単身パックを紹介
日通の引越し単身パックS
縦74cm×横108cm×高さ155cmの専用ラックを使います。
容量1.23㎥で、料金は28600円(東京-大阪間)です。
クロネコヤマトの単身者向け引越し
縦104cm×横104cm×高さ175cmの専用ラックを使います。
容量1.83㎥で、料金は30800円(東京-大阪間、平日)です。
ゆうパックと各単身パックを比較
段ボール20個
日通の単身パックSサイズに相当する量の段ボール20個をゆうパックで送ると30200円で、日通の単身パックS28600円より高くなります。
段ボール30個
クロネコヤマトの単身パックに相当する量の段ボール30個をゆうパックで送ると45300円で、クロネコヤマトの30800円より高くなります。
結論!段ボール17個以下なら、ゆうパック!!
120サイズの段ボール17個をゆうパックで送ると、25670円で日通の単身パックSより安くなります。
段ボール17個が境界線ですので、あなたの荷物量と照らし合わせて、ゆうパックか単身パックか選んでくださいね。
まとめ
ゆうパックで引っ越しできる条件や料金などについてお伝えしました。
ゆうパックは季節を通して料金が一定なことと、段ボール以外でも気軽に送れるので、
引っ越し繁忙期の3月~4月の引っ越しで、荷物が少なく、サクッと引っ越ししたいあなたにおすすめです。
春から大学へ進学のため下宿を考えている学生さんや、家具付き賃貸に引っ越す予定のひとり暮らしさんは、ぜひゆうパックでの引っ越しを検討してください。
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一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。