手続き

引っ越したら新しい病院へ引き継ぎが必要?その内容と判断基準

遠くに引っ越しすることになると、いま通っている病院へ行くことは難しくなります。

引っ越し先の新しく通うことになる病院へ、今の治療がうまく引き継げるのでしょうか?

あなたの体の状態をよく理解してくれている、かかりつけの病院の先生の元を離れることに少し不安になりますよね。

この記事では病院間での治療の引き継ぎの必要性と、上手く引き継ぐためのポイントをご紹介します。

読んでいただければ、きっとあなたの不安も軽くなると思います。

病院のあいだで何を引き継ぐ?

引っ越しに伴って、これまで通っていた病院から新たな病院へ転院する必要があります。

その場合、これまでの治療内容を、新しく通う病院へ引き継ぐことができるのでしょうか?

あなたのこれまでの治療経過は、すべてかかりつけ医によってカルテの中に記されています。

ですが、カルテそのものを引き渡すことは、個人情報保護の観点から認められていません。

ではどうするのかというと「診療情報提供書」という形がとられ、これは一般的に「紹介状」と呼ばれています。

それでは紹介状とはどのようなものか、またそこでどのようなことが引き継がれるのか具体的に見ていきましょう。

紹介状とはどのようなものか?

紹介状と聞くと「この患者さんをご紹介します」というようなことが書いてありそうですが、そうではありません。

そこに記される内容は、患者それぞれの状況と、それについての医師の判断によるので一概には言えないものです。

ですが基本的には次のようなことが記されています。

  • 現在の症状とその診断名
  • 治療の経過
  • 治療の方針とそのためになされた処置
  • 処方した薬と合わなかった薬

また、必要であればレントゲン、CT、MRI、血液検査などのデータが付される場合もあります。

紹介状があれば経済的メリットがあることも

紹介状がなければ、無駄な出費が必要になる場合があります。

高度な医療を行う大学病院などの特定機能病院、ベット数が200以上の大病院へ通院する場合、

紹介状がないと初診時、治療費以外に7000円以上の金額が請求されます。

また新しい病院でいちから各種検査をすると、検査にかかる費用もばかになりません。

紹介状に検査の結果や画像診断のデータが添付されていれば、改めて検査をしなくてもいいかもしれません。

このように紹介状にかかるよりも多くの費用が必要な場合があり、紹介状によって金銭的な負担が少なくてすみます。

紹介状のもらい方

紹介状をもらうには、特別な手続きは必要なく、かかりつけ医に直接お願いするだけです。

「引っ越しをするので紹介状をお願いします」と理由を説明すれば、快く用意してくれるではずです。

頼んですぐ用意できない場合もあるので、日にちには余裕をもってお願いをしましょう。

紹介状をもらうのには1000円ほどの料金がかかり、検査結果や画像診断のデータがある場合は、追加料金が必要になります。

紹介状には相手先の病院名を記載する欄がありますが、決まっていなければ空欄で大丈夫です。

後述するように、かかりつけ医に引っ越し先の新しい病院を紹介してもらうなら、その病院名を記入してくれるでしょう。

病院の引き継ぎが特に必要な場合は?

高血圧や軽めの糖尿病、腰痛など緊急性がなく、

ある程度一般的と思われる治療の場合は、あえて引き継ぎを考えなくてもいいこともあります。

ではどのような場合に、特に引き継ぎが必要となるのでしょうか?

共通しているのは、新たな医師が早めにあなたの体の状態を把握する必要があることです。

また生命にかかわる緊急性がある場合も当てはまるでしょう。

妊娠出産

妊娠中の引っ越しは体へのリスクも高く、延期できるのであればそうしたほうがいいでしょう。

ですが無理な場合は、早めに引っ越し先の産院での分娩予約をする必要があります。

遅くなると、枠がすぐに埋まって予約が取れなくなることも。

妊娠出産の場合は、転院先でも母子の詳しい状態の把握が必要ですから、引き継ぎがあるとスムーズに進みます。

そうすれば、これまでの検査のデータも有効に活用することができます。

メンタルの症状

うつ病やパニック障害などメンタルに関する分野の治療は、特に医師との関係が大切となるのではないでしょうか?

医師ごとに治療方針の違いも大きく、症状の軽減のためには出来れば転院しないほうが望ましい分野です。

ですからより一層、医師間での引き継ぎは重要で、情報の共有を密に行う必要があるでしょう。

また、引っ越し以外の通常の転院でも、引き継ぎのための紹介状がない場合は治療を断られることもあります。

がん

現在がんの治療中、あるいは手術後の経過観察中の場合であっても引っ越さなくてはならない事情もあるでしょう。

がんの治療に関して厚生労働省は「がん診連携拠点病院」の指定を進めています。

がん診療連携拠点病院とは、どの地域で暮らしていても、高度ながん治療を受けることができる専門性の高い病院です。

このがん診療連携拠点病院を受診するためには、かかりつけ医からの紹介状が必要です。

かかりつけ医とは今後の治療に関して、自分の希望と治療方針などよく相談して、新しい医師との連携をとってもらいましょう。

小さな子ども

乳児や幼児など小さな子どもが、何らかの病気の治療のため定期的に小児科に通院している場合も、

これまでのかかりつけ医に、紹介状を用意してもらいましょう。

転院先の医師も、いちからその子の状況を適切に把握するのは大変で、紹介状はその子の状態を理解する大きな助けになります。

また乳児の場合は、頻繁に行われる予防接種のスケジュールがあります。

新たに予防接種を受けに行く小児科でも、複雑なスケジュールの状況を把握するのに、紹介状があると助かります。

その他

ここで紹介してきたもののほか、詳しい引き継ぎがあったほうが良い場合があります。

例えば、かつて心筋梗塞や脳卒中など命にかかわる病気になって、現在経過観察中の場合。

また、自身が特殊な体質で、医師の理解が必要な場合。

あるいは、歯の矯正中の場合も、かかりつけ医の綿密な治療計画のもとでおこなわれており、新しい医師への説明が必要です。

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スムーズな病院の引き継ぎのためには?

かかりつけ医に紹介状を用意してもらう以外に、適切に引き継ぎがおこなわれるにはどのようなことが必要でしょうか?

スムーズな引き継ぎにはいくつかポイントがあります。

次にそのことについて説明します。

かかりつけ医に引っ越し先の病院を紹介してもらう

引っ越し先の病院をどこにしたらいいのか、特に引き継ぎの観点から見てみます。

引っ越し先の病院を自分で探すよりも、かかりつけ医に信頼できる医師、病院を紹介してもらうほうが間違いがありません。

あなたの引っ越し先に、かかりつけ医の専門としている学会や研究会、大学の同窓など横のつながりのある医師がいる可能性も。

何らかのつながりがあれば、医師間での情報交換もスムーズに進むのではないでしょうか?

特につながりがなくても、医師の評判を耳にしていることもありますし、なくてもいい医師を探してくれる場合もあります。

いちどその点を踏まえて、かかりつけ医に相談してみましょう。

新しい病院で必要なこと

引っ越し先の新しい病院では、紹介状を渡すほかに次のようなことを伝えましょう。

  • いつ発症したのか
  • どのような症状だったのか
  • 現在の症状はどうか
  • 飲んでいる薬はどのようなものか(お薬手帳を持参するとよい)
  • 自分に合わなかった薬や治療法はあるか

これらの情報は、紹介状の内容の補足となり、新しくあなたを担当する医師があなたの状態をより詳しく理解するために必要です。

もちろんこれらについては、医師のほうから適切に質問してくれるので、リラックスして受け答えしてください。

また新しいかかりつけ医は、紹介状の内容以外に必要だと判断する情報を、かつてのかかりつけ医に改めて問い合わせてくれます。

まとめ

この記事では、引っ越し後に通う病院へ、これまでのかかりつけ医による治療の引き継ぎに関するあれこれをまとめました。

引き継ぎは紹介状という形でおこなわれ、また、かかりつけ医に信頼できる病院を紹介してもらうのが望ましいことを説明しました。

また引き継ぎが特に必要と考えられる場合には、次のようなものがあることを見てきました。

  • 妊娠出産
  • うつ病やパニック障害などのメンタル的な疾病
  • がん患者
  • 乳児や幼児等の小さい子供

そしてスムーズに引き継がなされるポイントについて触れました。

以上がこの記事のポイントです。

これで引っ越し後の病院の引き継ぎについて、大体ご理解いただけたと思います。

この記事が、あなたが引っ越し先で、イキイキとした生活を送るための、お役に立つことを願っています!

なお、引っ越しにはいろいろな手続きがあります。

病院に通うためには、事前に健康保険の手続きをすませておかなくてはいけません。

特に国民健康保険の場合は、引っ越し先の役所での手続きをうっかり忘れたりしないようにしましょう。

次の記事は、国民健康保険を含め、引っ越しのときに必要な手続きをまとめています。

ぜひ参考にしてください。

引っ越し時に役所でする手続き一覧と必要な持ち物〜印刷できるチェックリストつき〜

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