家具・家電

引っ越しで電子レンジはどうする?梱包から処分までを徹底解説!

引っ越しの際、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電はそのまま運んでもらうことができますが

小型家電はどの程度の梱包が必要なのか迷われる方もいるのではないでしょうか。

その中でも電子レンジは精密機械なので振動や水濡れに弱く、しっかり梱包して運搬する必要があります。

そこで今回は引っ越しにおける電子レンジの梱包方法と、その注意点をまとめました。

また、処分する場合の方法も紹介していくので

引っ越しに伴い買い替えなどを検討している方もぜひ参考にしてください。

引っ越しで電子レンジを運ぶ際の3つのポイント

回転皿は別に梱包

回転皿が分かれているタイプの電子レンジは、そのまま運ぶと扉の破損などに繋がる恐れがあります。

必ず中から取り出し、本体とは別に梱包しましょう。

陶器やガラス製のものも多いので、緩衝材で梱包してくださいね。

水濡れ対策

冒頭にもお伝えしたように、電子レンジは精密機械ですので水濡れは厳禁です。

梱包は必ず水気のない所で行いましょう。

搬送中に水に濡れてしまうことを防ぐために、最初に大きなビニール袋などで包んでおくのもおすすめです。

アース線の取り扱い

大きな電力を使用する電子レンジは、漏電・感電防止のために「アース線」が付属しています。

コンセントの近くに位置している緑の線がアース線で、洗濯機などにも同様に付属しています。

出典:Hamano Technical Works「アース線が必要な理由は?」

引っ越しの際は、こちらも同時に取り外し・取り付けを行う必要があります。

間違った手順で行うと感電の恐れもあるので、必ず正しい手順で行いましょう。

ネジ式とワンタッチ式があるので、自宅のアース線と見比べてみて下さいね。

https://www.youtube.com/watch?v=sCtJM7dtYlo

https://www.youtube.com/watch?v=p2hqi7rCh1g

梱包の方法

必要なもの

  • 段ボール
  • ビニール袋(水濡れ対策)
  • ガムテープや養生テープ
  • 毛布や緩衝材
  • コワレモノ」や「取扱注意」シール、もしくはマジックペン

緩衝材と本体を入れることになるので、段ボールは電子レンジより一回りほど大きいものを用意しましょう。

エアーキャップ(プチプチ)などの緩衝材を毛布で代用するのもおすすめですが、

用意した段ボールに収まる大きさのものを選んでくださいね。

電子レンジの梱包手順

  1. コンセント、アース線を外して束ねる
  2. 中の受け皿を取り出して別に梱包する
  3. 扉が開かないようにテープで固定する
  4. 電子レンジ本体をビニール袋で包む
  5. 段ボールの中に緩衝材や毛布を敷き詰める
  6. 電子レンジを入れ、段ボールの中の緩衝材で包む
  7. 箱の中でズレないことを確認したら、段ボールに入れてテープでしっかり閉じる
  8. コワレモノ」「取扱注意」シールを貼る、もしくはマジックペンで表記する

段ボールの中身が電子レンジだとわかるようにしておくことで慎重に運んでもらうことが出来ます。

「コワレモノ」や「取扱注意」のシールを貼り付けるか、マジックペンで表記しておきましょう。

不安なら引っ越し業者に依頼

引っ越し業者のほとんどは家具家電の梱包を行っています。

梱包が不安な時や、時間がない場合でも当日プロに梱包してもらえれば安心ですよね。

業者によっては追加料金が発生したりする場合があるので、必ず見積もり段階で確認しましょう。

また、引っ越し業者に依頼する場合も回転皿などの付属品はあらかじめ分けて梱包しておきましょう。

状態確認、動作確認をしておく

引っ越し後、電子レンジを使おうとしたら壊れていた!というケースがあります。

運搬中の振動や衝撃で、家電に不具合が起こることは珍しくありません。

ヒビなどの明らかな破損であれば引っ越し業者に請求できる可能性が高いですが、

動作は直前まで動いていた証拠がないとなかなか認められません。

梱包前に動画を残しておくか、可能であれば運び出す前に作業員と動作確認をしておきましょう。

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新居で取り付ける際に気をつけること

ヘルツ数の違いに注意

日本の電源周波数、いわゆるヘルツ数は西日本で60Hz東日本で50Hzです。

引っ越し先でヘルツ数が合わないまま電子レンジを使い続けると

故障や、火災を引き起こしてしまう可能性があり非常に危険です。

現在は「ヘルツフリー」と言われる、どちらの周波数にも対応しているモデルが多くなったため

ほとんど心配する必要はありませんが、

古いモデルを使っている場合は、引っ越しする際に電車レンジ裏に記載してあるヘルツ数を必ず確認しましょう。

【きけん】電源周波数の違う電子レンジを使い続けていたことが判明【引越し注意】

食器棚のコンセントは使わない

消費電力の大きい電子レンジは、アース線のある電源で単独で使うようにしましょう。

食器棚など家具のコンセントに差し込むと火災などの原因になる場合があります。

処分の方法

今持っている電子レンジを新居で使う予定がないのであれば、引っ越し前に処分することも検討しましょう。

電子レンジの処分方法として主に以下の4つの方法があります。

  • 粗大ゴミとして処分
  • リサイクルショップに持っていく
  • フリマアプリで売却する
  • 業者で回収、買取りしてもらう

粗大ゴミとして処分

電子レンジは「家電リサイクル法」の対象ではないため粗大ゴミで出しても問題はありません。

粗大ゴミの処分方法は以下の通りです。

  1. 自治体の粗大ゴミ受付窓口に問い合わせ、回収日時を予約
  2. 指示のあった金額分の粗大ゴミ処理券(シール)をコンビニなどで購入し貼り付ける
  3. 回収日に回収場所へ持っていく

処理券の金額は自治体によって異なるため必ず問い合わせてから購入しましょう。

粗大ゴミの回収は月に数回しかないので、引っ越しに間に合うように早めに計画することが大切です。

※家電リサイクル法の対象…エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機

リサイクルショップに持っていく

すぐに不用品を引き取ってもらいたい方は、リサイクルショップの利用がおすすめです。

状態の良いものは値が付き、買取り金額がもらえます。

逆に状態の悪いもの・商品として買い取れないものは引き取ってもらえなかったり、処分費用が掛かったりする場合があります。

買取り基準は店によっても違う場合があるので、可能であればいくつかのお店で見積もりを出してみるのもおすすめです。

フリマアプリで売却する

リサイクルショップ同様、状態の良いものや新しいモデルであるほど値を付けやすく、また次の引き取り手も見つかりやすくなります。

発送が必要になった場合は、前述した方法を応用して電子レンジを梱包しましょう。

メルカリであれば梱包・発送をお任せできるサービスがあるのでこちらを利用する手もあります。

メルカリ「梱包・発送たのメル便」

「高い値にはならないけど、まだまだ使えるし無料でも良いから引き取って欲しい」という方や

「発送の手続きが面倒だな」という方には、

近場で取引ができるジモティーもおすすめです。

業者で回収、買取りしてもらう

家電量販店

家電量販店の多くは家電の回収サービスを行っています。

新しく電子レンジを購入した際に古い電子レンジの下取りを行う、という方法以外にも

料金を支払って回収してもらう方法も可能です。

電子レンジ単体での回収費用の目安は550〜2,000円程度ですが

料金や対象家電は店によっても違うので必ず問い合わせてから依頼しましょう。

引っ越し業者

引っ越し業者の中には、不用品の引き取りや買取りも同時に行っているところもあります。

リサイクルショップで有名なトレジャーファクトリーが引っ越し事業に乗り出していることからも、

引っ越しの際に不用品処分に悩む人が多いことが伺えます。

家具・家電の運び出しと、不用品の処分を一度でできるのは手間もかからず心強いですよね。

アップル引越センター:不用品買取&引取

キタザワ引越センター:不用品買取・引取サービス

トレジャーファクトリー:引越+買取りの流れ

不認定の不用品回収業者には渡さない

電子レンジは家電リサイクル法対象外の家電について施行された「小型家電リサイクル法」の対象となります。

小型家電リサイクル法は以下の考えに基づき、認定事業者のみがその事業を行うことができます。

これらの使用済小型家電は「都市鉱山」と呼ばれるほど多くの有用金属を含んでいます。小型家電リサイクルは、市町村や都道府県の枠を超えて広域的に使用済小型家電を収集することにより、規模の経済を働かせ、採算性を確保しつつリサイクルすることを可能とした新たな制度です。金属類やプラスチックを可能な限りリサイクルすることから、最終処分量の減少にも役立ちます。

出典:彩の国埼玉:小型家電リサイクルとは

家電は行政の指示に従い、正しく処分することで有効な資源として生まれ変わることが出来ます。

これは電子レンジに限らず、家電全般に同様です。

よって、適切な処理が行われていることが確認出来ない不認定の不用品回収業者には渡さないようにしましょう。

ポストに入っている無料チラシや、地域を回っているトラックなどよく見かける不用品回収業者は、不認定事業者である場合が多いため注意が必要です。

まとめ

今回は電子レンジの引越しにおける梱包、処分の注意点についてお伝えしてきました。

主なポイントは以下の3つです。

  • 水濡れや振動に備えた梱包をし、付属品は別の梱包をする
  • 「アース線」の取り扱いに注意する
  • 処分する場合は「小型家電リサイクル法」の考えに基づき、行政の指示に従う

家電の中でも、電子レンジは精密機械であるためしっかり梱包して引っ越しに備える必要があります。

もし自身での梱包が不安な場合は、引っ越し業者にお願いしましょう。

また、大きな電力を使用する電子レンジは「アース線」のある電源を使用するため

引っ越し時はアース線の取り扱いに注意する必要があります。

不要になった家電は正しく処分し、リサイクルに努めましょう。

新居でも電子レンジを安全に使用していくために、今回の記事がお役に立てれば幸いです。

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