引っ越しのライフラインの手続きで、水道の契約があります。
引っ越しの荷造りをしながら、「手続きも進めていかないと…」
そう頭の中ではわかっていても、なんとなく後回しにしてしまいますよね。
私も「引っ越しと同時に、自動的に切り替わってくれないかな」と思うときがあります。
残念ながら、自動で切り変わるシステムはありませんが、1回の入力だけで電気・ガス・水道の連絡を一括でできる方法があります。
それは、「引越れんらく帳」というシステムです。
今回は、一般的な水道の契約の流れと、「引越れんらく帳」についてご紹介いたします。
また、新居で水を使う時に、見落としがちなポイントもお伝えしていきますね。
水道の解約(使用停止)の手続き
引っ越しをするときは、水道使用停止の連絡をしましょう。
放置してしまうと、あなたに請求が来る場合があります。
私の知人の体験談ですが、初めての引っ越しに不慣れで、ライフラインの手続きの仕方がわからずにそのまま放置していたそうです。
その後、以前住んでいた住所の未使用期間の請求書が届き、慌ててその地域の水道局に連絡をすると、
「支払い義務があります!」と強い口調で担当者から言われてしまったそうです。
さかのぼって入居期間だけを処理してくれる場合もあるそうですが、お互いに手間がかかります。
「わからなかった」という理由で済む問題ではなく、お互い気分がいいものではないですよね。
そのようなトラブルが発生する前に、契約の流れを確認して、電話またはインターネットで、休止の連絡をしましょう。
解約時にこちらから伝える情報
電話またはインターネットで申し込むときは、解約者の情報をいくつか伝える場面が出てきます。
「検針票または領収書」に必要な情報が記載されていますので、あらかじめ手元に置いておくとスムーズに対応ができます。
以下の項目が確認事項です。
- 現在住んでいる住所
- 契約者氏名
- お客様番号
- 退去日
- 清算方法
- 新住所
わからない場合は、カスタマーセンターに確認しましょう。
水道の解約(使用停止)の連絡のしかた
電話で連絡をする場合
水道局に電話をして、「引っ越しをするので、○月○日に水道を停止したいのですが」と伝えてください。
オペレーターが確認事項をあなたに質問をしてくれるので、順番に答えていくと使用停止の手続きが進んでいき、完了します。
自治体によって受付時間が異なるため、地域の水道局のホームページなどで確認することをおすすめします。
インターネットで連絡をする場合
地域の水道局のインターネットサイトで申し込みが出来ます。
必要項目に入力していきます。
10分程度で終わりますので、電話が苦手な場合や自分で情報を入力したい場合はホームページから連絡をしてくださいね。
24時間体制で受け付けていますので、好きなタイミングで連絡できるのはうれしいですよね。
期限
退去日の2週間前から解約の手続きができます。
遅くとも2、3日前までには連絡をしておくのが理想的です。
繁忙期は電話が繋がりにくい場合があります。
なるべく余裕を持って解約の申し込みを済ませておきましょう。
引っ越し先が同じ市町村の場合
同じ市町村への引っ越しの場合は、同じ水道局なので、旧居の水道使用停止と、新居の水道開栓の手続きをまとめて出来ます。
●引っ越し先が異なる市町村の場合
少し手間がかかりますが、それぞれの水道局へ連絡する必要があります。
新居で指定されている水道局を利用する場合は、新居の不動産の資料に記載されています。
またはポストか押し入れに申込書が入っている場合が多いですよ。
地域別の手続き一覧はこちらから。
退去日にすること
基本的に立ち会う必要はありません。
ただし、オートロックの家は、立ち会いが必要な場合があります。
水道料金の支払いを引っ越し当日にする場合は、訪問する検針担当の係員に確認をして支払いを済ませましょう。
念のためメーターの数字をスマホなどで撮影をしておくと、実際の使用量と請求金額に相違があった場合に、話し合いがスムーズに進みますよ。
【あわせて読みたい参考記事】
退去する月の水道料金の支払い方法
1.水道局が使用料を日割り計算します。
2.新居に請求書が届くので、支払い方法と金額を確認します。
【支払い方法】
- 口座引き落とし
- 新居へ送付される請求書で振り込む
- 引っ越し当日に、検針の係員に支払う
3.請求書に基づき、請求金額を支払えば完了です。
水道使用開始の手続き
水道開始の手続きをしないとどうなるか、気になりますよね。
一般的に、水は出るようになっていますので使用できます。
使用開始をした日から、検針員が検針をしますので、使用水量に基づいた水道料金の請求と「開始連絡のお願い」という旨の用紙をポストに投函されます。
きちんと対応をすれば問題はありませんが、やはり開始をする前に手続きをした方が良いと思います。
前入居者が水道料金を未払いで水道を止められたままの状態になっている場合もありますので、要注意です。
契約時にこちらから伝える情報
以下の項目が確認事項です。
- 新居の住所
- 契約者氏名
- 引っ越し日時
- 水道料金の希望支払い方法(クレジットカード/銀行振替/コンビニまたは金融機関用の振込用紙)
水道の使用手続きの連絡のしかた
電話で連絡をする場合
水道局に電話をして、「引っ越しをするので、○月○日に水道を開栓したいのですが。」と伝えてください。
オペレーターが必要事項を聞いてくれるので、順番に答えていけば完了します。
※事前に、旧居で使用停止と使用開始の手続きが済んでいる場合は、改めて連絡をする必要はありません。
インターネットで連絡をする場合
インターネットで申し込みが出来ますので、ホームページの案内に従って入力をすると完了します。
10分程度で終わりますので、電話が苦手な場合や、自分で確認をしながら情報を入力したい場合はホームページから連絡をしてくださいね。
備え付けの申し込み用紙(手続きが新居に着いてからの場合)を利用する場合
転居先のポスト・玄関先・ブレーカー近くに「水道開始申込書」が備えつけてあるので、必要事項を記入し、送付してください。
入居する月の水道料金の支払い方法
- 水道局が、使用開始日から使用料を日割り計算します。
- 新居に請求書が届くので、支払い方法と金額を確認します。
- 請求書に基づき、請求金額を支払えば完了です。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
水道・電気・ガスは一括連絡!引越れんらく帳のすすめ
ライフラインの連絡をまとめて一回でできる無料サービスがあります。
一般的に、水道・電気・ガスの使用停止と開始の連絡をそれぞれ行います。
つまり、最大で6回も住所や氏名などを伝えるのですが、それは手間がかかりますよね。
その手間を解消してくれるのが、引越れんらく帳です。
【メリット】
- インターネットで24時間対応
- 同じ情報(住所など)を何度も伝えることから解消される
- 引っ越し先の事業者がわからなくても、自動でピックアップしてくれる
新住所に基づいて、新しい水道局を探してくれるので便利ですね。
【使い方の手順】
[1.新規登録(利用無料)]
最小限の情報でいつでもどこでもカンタン登録。
めんどうな登録作業が必要ないので、すぐにはじめられます。
引越し手続きに必要な情報の入力を行います。
重複している情報は一回のみの入力でOK。便利な一時保存機能も。
電気、ガスなど引越し手続きを行いたい手続先を選択し、
引越手続きリストを作成します。
ストレスなく引越し手続きが完了。
安心して引越し当日を迎えられます
引用元:引越れんらく帳公式サイト
是非、活用してみてくださいね。
当日は、出始めの水を使わない方がいい!?
引っ越し作業が終わり、ホッとひと息ついてお茶を淹(い)れようとしたとき。
最初に出てきた水が、少し濁っているように見えてびっくりしたことがあります。
前入居者が引っ越しをしてから期間が長いほど、出始めの水質が変化してしまう場合があるそうです。
これは、しばらく使われていないうちに赤さびが溜まることが原因といわれています。
5分ほど流しておくと、通常の水質に戻るので安心してくださいね。
その水はもったいないので、バケツに溜めておき、掃除用に使ってもよいと思います。
流していたのに、それでも色が濁っていたりや匂いが気になる場合は、その地域の水道局に問い合わせてくださいね。
まとめ
今回は、引っ越しの水道にまつわることをご紹介しました。
・水道の契約は、流れを整理していくと理解できるのですぐに出来る
・引越れんらく帳を使えば、ライフラインの手続きを無料で一括管理できるので便利
・当日は、出始めの水の色と匂いに注意する
以上が、電気契約の流れと引越れんらく帳のメリット、そして引っ越し当日に気を付けたいポイントでした。
このやり方なら、忙しくても簡単に手続きができますし、うっかり鉄のような味の水を飲まずに済みますね!
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。