住所って一体何か所に登録してあるんだろう。
全部覚えきれないですよね。
ただでさえ引っ越しはやることが山積みで一つ一つ確認してられない!って思いませんか?
各管理会社に名前と住所など、同じ内容を何度も伝えるのにうんざりしてしまいます。
この記事ではそんな手間を一括で解消してくれるサービスをご紹介します。
どんなサービスがあるの?
調べてみると何個か出てきます。
- 引越れんらく帳
- まるっとチェンジ
- 手続きラクっとNAVI
- ズバット引越し手続き
- 引っ越しDONE(ベータ版)
どれがいいかなぁと見ていたのですが、実際に使えるサービスは限られていることに気が付きました。
1つずつどんなサービスなのか詳しく解説してきます。
ライフラインの住所変更
引越れんらく帳
電気・ガス・水道などライフラインの引っ越し手続きを、無料で一括で行うことができます。
- サービスの開始・停止
- 住所変更等
引っ越し日の30日前から申し込みができて、開始のみ・停止のみの申し込みもできます。
引っ越し先の事業者が分からない場合や提携していなくても
入力された住所に基づいて、ライフラインの事業者を自動でピックアップしてくれる機能も。
ネットで手続きができて24時間対応しています。
仕事や引っ越し作業で慌ただしいので、自分のタイミングでいつでも手続きできるのは助かりますよね。
引っ越しに必要な手続きの進捗状況を一覧で確認できて
手続き完了期限をスケジュール設定することで、期限前にメールでお知らせしてくれるリマインド機能もあります。
手続きの漏れを防げて、計画的に進められそうですね。
ライフラインの他にも
- ネットショップ(ディノス・セシール)
- クレジット(DCカード・NICOS)
- 新聞(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞)
- インターネット(アットティーコム)
一部ですが参入しています。
引越れんらく帳だけで手続きを完結させるには限界がありますが
ご自身が契約している事業者がなくても
手続きの進捗状況を確認できる機能は使えそうですよね。
また、すでに変更手続きが完了してしまうと、引っ越し日が変更になった場合のキャンセルを
個別に各事業者へ連絡する必要があるのでお気を付けください。
まるっとチェンジ
ライフライン(電気・ガス・水道)に加え、インターネット・役所の手続き・郵便局の手続きを
担当コンシェルジュが代行で手続きをしてくれるようです。
2020年7月からLINEでの問い合わせも可能になったのだとか。
ただしLINEでの問い合わせは契約者専用なので、契約前のお問い合わせは直接電話をするしかないようです。
まるっとシリーズという独自のプランを提供しているので、契約をしていなくても対応してもらえるのか
ホームページを見ただけでは不明瞭な点が多いです。
また、役所の手続きや郵便局の手続きはまだできません。
その代わりに本人でないと手続きができないものは、SNSでお知らせをし、手続き漏れが無いようにサポートをしてくれるようです。
現時点でのメリットとして、まるっとシリーズで2つ以上契約をすると割引が受けられたり
支払い元が一ヶ所であれば、単身赴任や一人暮らしをする子供など
離れて暮らす家族のライフラインもまとめて支払うことができます。
新たに契約したい事業者の紹介と契約、現在契約している事業者への解約の手続きを対応してくれます。
将来的には役所の手続きや暮らしに関わる手続きを、まとめられるように計画を進めている段階なので、要チェックのサービスだと感じました。
手続きラクっとNAVI
電気・ガス・水道のみの手続きに対応しています。
サイト利用料・手続きの手数料も無料です。
引っ越し元と引っ越し先の都道府県と引っ越し日を入力すると
提携事業者と対象エリアが表示されるので、引っ越し先がどの事業者になるのか
確認することができます。
掲載されている事業者の「開始」手続きは可能ですが、
「停止」の手続きは事業者によっては直接連絡しなければならないものもあるようです。
ズバット引越し手続き
電気・ガス・水道の手続きのみ無料で行っています。
現在手続き可能な事業所は
【電気】
- 東京電力エナジーパートナー
- 九州電気
- ENEOSでんき
【ガス】
- 東邦ガス
- ニチガス
【水道】
- 東京都水道局
と限られているので、対象エリアに住んでいる方なら使えそうなサービスですね。
こちらのサービスも今後、役所で行う手続きができるように進めていく予定のようです。
引っ越しDONE(ベータ版)
東京23区限定で住所変更手続き
- 転居・転出
- 水道・ガス・電気の開始・停止
を代行してくれるサービスです。
ですが、今はサービスを停止しているのかホームページは準備中になっています。
2019年まではサービスを行っていたようですが、今後の動きは不明です。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
銀行の住所変更
プラスメッセ-ジ 「エアポスト」
ドコモ・au・ソフトバンクが提供するメッセージサービス
+メッセージ(プラスメッセージ)の
「AIRPOST」公式アカウントから各種手続きを行うことができます。
銀行口座の住所変更をせずにいると、サービスの利用が制限されたり、個人情報が漏洩したりするリスクがあります。
私は、家族を代表して口座の住所変更をするのですが
届出印が違ったり、家族の本人確認ができるものを持っていなかったり
住所変更をするだけで家と銀行を往復したこともあります。
これらの手間もスマートフォン一つで解消できれば楽ですよね。
セキュリティ強化のために、本人確認にはスマートフォンで本人の運転免許証と顔を撮影するオンライン本人確認を採用。
ワンタイムURL方式を導入し、複合的なセキュリティを施しています。
手続きができる企業は
【住所変更】
- JCB
- 第一フロンティア生命保険
【口座振替】
- 三菱UFJ銀行
- 武蔵野銀行
以上の企業とまだまだ少ないので実用的ではないかもしれません。
今後、参画企業を増やし災害時に発生する諸手続きや行政手続きへの対応
マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスと連携するなど、実用化を目指す取り組みが進められています。
今すぐ活用は難しいかもしれませんが、このようなサービスがあることをチェックしておくといいかもしれませんね。
保険の住所変更
ほけんの窓口
保険と一言で言っても、医療保険、生命保険、自動車保険とさまざまですよね。
私の知人は「ほけんの窓口」で契約している保険を、一括管理してもらっているようです。
保険の変更手続きの書類への記入は、本人の自筆でないといけないことがあるので
電話一本で各種保険会社の住所変更ができるのは助かるとおっしゃっていました。
住所変更だけでなく保険証券をファイルにまとめてくれたり、定期的にプランの見直しも無料でしてくれます。
他の代理店で契約した保険のプランの見直しも無料でしてくれますが、住所変更などの手続きはできないので気を付けてください。
検証段階:ワンストップサービス
政府が推奨しているサービスです。
まだ検証段階で実際に私たちがサービスを受けられるようになるのは
2025年度以降になりそうです。
このサービスが提供されるようになると、行政機関(自治体)や民間事業者など引越しに伴う手続きを一括で行えます。
引越しによる手続きは、個人だけでなく役所側も負担が大きく
手続き漏れやミスの可能性も高くなってしまいます。
【利用の流れ】
- 利用者は引っ越しに関する情報を「引っ越しポータルサイト」に登録
- 「引っ越しポータルサイト」に登録されたデータが作成される
- 各事業者は「引っ越しポータルサイト」にある情報を基に手続きをオンラインで処理をしてくれる。
将来的に役所の手続きもサイトでできてしまえば時間を有効に使えますよね。
※詳しい内容や最新の情報は、内閣情報通信政策監(政府CIO)のポータルサイト内
「引越しワンストップサービスの推進」のページで確認できます。
まとめ
引っ越しによる住所変更を一括でできるサービスをご紹介しました。
現時点で使えそうなサービスは
【ライフライン】
- 引越れんらく帳
【銀行の住所変更】
- プラスメッセージ・公式アカウント「エアポスト」
【保険の住所変更】
- 保険の窓口
始まったばかりのサービスが多いのでご自身が契約している事業者がないかもしれません。
しかし、どんどん参入はしているのでチェックしておくといいですね。
特に引越しれんらく帳は他のサービスと比べると参入企業が多く
住所変更のリストとしても使えますし、提携していない事業者も住所からピックアップしてくれるので
手続き漏れや調べる手間を省くことができます。
他にも引っ越しリストの紹介をしている記事があるので
参考にしてみてください。
※本記事の情報は2021年3月現在のものです
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。