先日私の友人がロンドンへ引っ越しました。
友人は会社都合の海外転勤だったので全額会社負担で引っ越ししたそうです。
しかし私の子どもが将来「留学したい!」と言い出したら、いくらかかるのか気になったので調べてみました。
ロンドンまでの引っ越し費用
ロンドンへの引っ越しは手荷物で運ぶもの以外に、引っ越し業者にお願いして送ることができます。
海外引っ越しには、日本から飛行機を使って輸送する「航空便」と、船を使って輸送する「船便」があります。
今回は海外引っ越しの実績が多く、イギリスに支社がある「日本通運」と「ヤマト運輸」について調べてみました。
大物家具などは運ぶことはできますが、かなり高額になります。
費用を参考に、留学先で必要なものを見極める必要がありそうですね。
航空便の費用
日本通運の航空便費用
- 1~10.0kgまで ¥33,000
- 11~20.0kgまで ¥52,500
- 21~30.0kgまで ¥70,500
【参考】日本通運留学パック
ヤマト運輸の航空便費用
- 15kgまで(3辺の合計が120cm以内) ¥35,000
- 20kgまで(3辺の合計が140cm以内) ¥42,000
- 25kgまで(3辺の合計が160cm以内) ¥48,000
【参考】ヤマト運輸留学宅急便
船便の費用
日本通運の船便費用
引用元:日通の海外引越
S、M、Lカートンともに同一料金で、段ボールの個数で費用が変わります。
- 5個 ¥118,000
- 10個 ¥167,000
- 15個 ¥210,000
また段ボール以外のスーツケースなども規定の範囲であれば船便で運べます。
【参考】日通セルフパック・コンビ
ヤマト運輸の船便費用
- ミニマムコース(ダンボール:大5箱+小4箱) ¥125,000
- レギュラーコース(ダンボール:大7箱+小7箱) ¥175,000
- エクストラコース(ダンボール:大8箱+小8箱) ¥225,000
【参考】ヤマト運輸海外引越単身プラン
引っ越しにかかる期間は?
人は飛行機を使って、日本を出発し乗り継ぎ便を使っても、24時間あればロンドンへ到着します。
しかし引っ越し荷物は輸入通関手続きが発生します。
そのため航空便を使っても、人と同じ速さで現地に到着できません。
航空便の期間
日本通運の航空便の期間
約45~60日かかります。
イギリスの税関に必要書類を事前送付し、承認されてから発送するそうで、このような期間がかかるようです。
ヤマト運輸の航空便の期間
約10~14日かかります。
しかしイギリス当局の規制が関わる可能性があると思われるので、実際に発送する際には担当者に聞く必要がありそうです。
船便の期間
船便の場合、2社ともに日本からロンドンまで、約60~90日かかります。
船便は日本の港から貨物船に乗って出発し、インド洋方面に向かいます。
その後、地中海と紅海を結ぶスエズ運河を通って、ヨーロッパへ向かう航路が一般的です。
貨物船の運行は天候や運河の状況に左右されたり、ヨーロッパ各地の港に寄ったりするので、到着までの期間に幅があるようです。
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海外引っ越しで必要な書類と梱包のコツ
日本国内の引っ越しは、とりあえず段ボールに詰めれば引っ越し業者が運んでくれますが、海外への引っ越しはそう簡単ではありません。
書類準備
引っ越しと言っても日本からの輸出になるので、手続きに必要な書類がたくさんあります。
必要な書類はパスポートのコピーや飛行機のチケットの他、送り状(Invoice)と箱ごとの梱包・預かり明細書を(Packing List)が必要です。
どの箱に何をどれだけの量入れたか、書類に書きながらの荷造りは大変ですよね。
日本通運、ヤマト運輸ともに、荷造りと書類の準備もしてくれるパックもあるので、作業が面倒だったり、時間がない場合はフルサービスのパックを使うのもおすすめです!
梱包
日本国内の引っ越し業者は作業がとても丁寧ですが、海外へは貨物として送られるので、どこでどんな扱いされるか分かりません。
段ボールには通し番号と名前、行先などを書く必要があり、荷物に割れ物がある場合は箱に赤のマジックで「FRAGILE(壊れやすいという意味)」と書くようです。
よく海外の空港でキャリーバッグが投げられて壊れた、なんて話も聞きますよね。
梱包は丁寧にして、中の物が揺れないようにしっかり詰めたほうがよさそうです。
梱包のテクニックについて、以下のページも参考にしてみてください。
【参考】引っ越しの梱包作業にコツあり!失敗から学ぶちょいテク7か条
【参考】引っ越しで、本を傷つけずに梱包するポイント3つと時短テクニック
ロンドンまでの引っ越し費用を抑えるには?
ロンドンまでの引っ越しは、少しの荷物の量でも費用が高く、到着までの時間もかかってしまうことが分かりました。
また書類の準備や荷造りも、とても大変そうです。
留学は行ってからもお金がかかるので、引っ越し費用はできるだけ抑えたいですよね。
手荷物で持って行く
飛行機に乗るときの預け入れ荷物として、引っ越し荷物をできるだけたくさん持って行くことができます。
航空会社によりますが、JALおよびANAは機内に持ち込む手荷物の他に、エコノミークラスでは23kgまでの荷物2点が無料です。
荷物の個数が超過する場合の追加料金は1点につき¥20,000です。
航空便を使うと10kg程度で¥30,000以上かかるので、自分が飛行機に乗るときに航空会社に追加料金を払って持って行くのも、引っ越し費用を抑えることにつながりそうです。
到着後すぐに必要なものは、キャリーバッグに入れて預け入れ荷物として、貴重品や電子機器などは手荷物として機内に持って行きましょう。
すぐに必要ないものは船便で
ロンドン到着後すぐに必要ない本や、季節の違う服などは船便を使うのがおすすめです。
現地で買う
壊れる可能性のあるものや、消耗品などはできるだけ現地で買うのがよさそうです。
また電化製品もコンセントの形や電圧が違うので、現地調達する必要があります。
高い輸送費を払って持ってきたけど、壊れたり使えなかったりすると、もったいないですよね。
まとめ
ロンドンへ留学する際の引っ越し費用について、調べてお伝えしました。
航空便は少しの量でも高額なので、急ぎで必要のないものは船便を使うと費用を抑えることができそうです。
到着後すぐに必要なものは、預け入れ荷物として追加料金を払ってでも持って行くのがよさそうです。
今回はロンドンで調べましたが、ヨーロッパ圏内はどこも同じような費用です。
ヨーロッパへ留学される際はこちらの情報をお役立てください。
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