普段は休みが取りづらく、なかなか引っ越しすることができないために、
「長期休暇がとれる、年末に引っ越しをしたい!」
と考えている方もいると思います。
しかし、年末に引っ越しをする場合、準備や手続きを前もって行っておかないと、通常時期よりもトラブルが起きやすくなります。
通常時期の引っ越しと同じように準備を進めていたら、
「引っ越し初日に、新居で電気やガスが使えなかった」
「設備の不具合が起きてしまったが、引っ越し当日、管理会社に対応してもらえなかった」
など、新年早々日常生活がままならない、なんてことになりかねません。
そもそも年末に引っ越しができるのか、もしする場合はどんなことに注意すべきかを、ご紹介します。
引っ越し業者は年末年始も営業してる?
年末年始、大手の引っ越し業者は、12月31日〜1月3日までを休みとしている所が多いです。
しかし、一部大手や、中小の引っ越し業者では、営業しているところもあります。
営業している引っ越し業者が少なく、予約が集中してしまうので、引っ越しを検討している場合は、早めに見積もり・予約をしましょう。
営業している引っ越し業者例としては以下があります。
ヤマトホームコンビニエンス
サカイ引越センター(※支店によっては営業していない場合もあるので要確認)
年末の引っ越し費用
年末は、繁忙期(3〜4月)よりは安く引っ越しができます。
しかし、通常の費用相場よりは、1〜2割高い料金を支払う必要があります。
特に、12月26日〜29日にかけては、冬休みに入り時間がある方や年始を新居で迎えたいという方の引っ越しが多く、料金が高くなります。
年末に安く引っ越したい場合は、12月30・31日が狙い目です。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
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年末の引っ越しメリット
一番は、まとまった休みがとりやすいことです。
土日の休みで引っ越し作業をする場合、事前に荷づくりを済ませていたとしても、なかなか2日で荷ほどきから片付けを終わらせるのは難しいです。
一方、年末年始の長期休みであれば、荷づくりを事前に行えなくても、ある程度ゆとりを持ってを引っ越しすることが可能です。
夫婦で普段は休みが合わない場合も、年末年始はほとんどの方が休みを取ることができるので、引っ越し日の調整もしやすいですね。
また、年末の引っ越しは、年末の大掃除をかねたり、断捨離を行うこともできます。
すっきりした気分で新年を迎えることができるのも、良い点ですね。
年末に引っ越す場合の注意点
メリットもある年末の引っ越しですが、通常時期より注意する点があります。
引っ越し当日の注意点もありますが、通常時期以上に、引っ越し前の準備や手続きが非常に重要です。
当日は余裕を持ったスケジュールを組む
年末は、帰省ラッシュで道路が混雑します。
帰省ラッシュに巻き込まれ、引っ越し業者のトラックが遅れてしまうことがあります。
通常時期に引っ越すよりも、移動時間がかかることを想定して、時間がずれても作業に支障が出ないようにしておきましょう。
また、自分自身の移動にも時間がかかることもあるので、当日のスケジュールは余裕をもって組んでおくと安心です。
役所関係の手続き
年末年始休業の前後は、役所が非常に混雑します。
引っ越し前に必要な転出届けの提出は、引っ越しする日の14日前から可能です。
年末休業に入るギリギリの日程ではなく、少し前もって手続きしておくとスムーズでしょう。
引っ越しで住所が変わっちゃう!いつからできるの?住所の変更届け
また、引っ越し後も、転入届けの提出などの手続きが必要になります。
年始は、待ち時間がかかることが多いので、手続きのために1日あけておくことをおすすめします。
引っ越し手続きについては、こちらにまとめているので参考にしてくださいね。
引っ越し時に役所でする手続き一覧と必要な持ち物〜印刷できるチェックリストつき〜
生活インフラの停止・開始の手続き
電気・水道・ガスの利用停止・開始の手続きも、引っ越し直前ではなく、余裕をもって行いましょう。
特に、ガスの開栓作業は、業者が行う必要があり、自身の立ち会いも必要です。
年末は、業者の予定が埋まっていたり、休みになっている場合もあります。
冬の寒い日に、ガスが使えずお湯がでない!なんてことにならない様に、引っ越し日が決まったらすぐに開栓の予約をするのがおすすめです。
電気工事が必要な場合は事前相談が必要
年末は、引っ越し作業を行うことはできても、エアコンの設置などの電気工事を行ってもらえないことがあります。
基本的に引っ越し業者は、電気工事を下請けの電気屋さんにお願いしています。
引っ越し業者が営業していても、電気屋さんが休んでいて対応してもらえないことがあるのです。
引っ越し当日に、電気工事が発生する場合は、必ず事前に引っ越し業者に相談しておきましょう。
インターネットの開通手続き
引っ越した当日から、インターネットを使いたいという方も多いと思います。
インターネットの開通工事は、通常時期でも、申し込んでから2~4週間程度かかります。
年末の場合は、業者が休みで対応してもらえない、もしくは予約が埋まっていることがあります。
引っ越しが決まったらすぐに手配をすすめましょう。
郵便物の転送手続き
引っ越しが決まったら、郵便局への転居届も早めに提出しましょう。
できれば12月中旬ぐらいまでに出すのがおすすめです。
年末に引っ越す場合、転居届けが遅れると、年賀状が旧居に届いてしまうことがあるためです。
ネットでの手続きも可能ですので、忘れずに行いましょう。
新居の設備チェック
年末は、ほとんどの不動産管理会社が休業しています。
そのため、新居で設備の不具合があっても、管理会社が営業していないので、対応してもらえないことがあるのです。
必要な設備が動かない・水まわりから水漏れしているなどのトラブルがあっても、年始の営業が始まってからの修理となってしまうのは大変ですよね。
可能であれば、事前に新居に行き、設備が正常に動くか確認しておくと、安心して引っ越しができますね。
引っ越し後すぐに必要なものを準備する
引っ越し後、すぐに欲しいものがあってもお店が開いておらず、購入ができないことも。
ネットで購入したとしても、年末年始休業明けから商品を発送する会社がほとんどのため、荷物が届くまでに時間がかかります。
引っ越しの準備で、意外と準備を忘れがちなのが、照明器具とカーテンの用意です。
引っ越し直後からそろっていないと、日常生活に支障が出るものは、当日焦らないように事前に用意しておくようにしましょう。
まとめ
年末の引っ越しは、メリットもありますが、通常の引っ越しとは少し世間の状況が違うので、事前準備が非常に大切です。
特に12月20日を過ぎた頃から、休みになる会社やサービスが出てきます。
引っ越しすることが決まったら、12月中旬くらいまでに手配や手続きのめどをつけておくと安心ですね。
荷づくりや当日の作業も大切ですが、各種手続きは、荷づくりよりも優先して対応しておく位の気持ちでいるほうが良さそうです。
スムーズに引っ越して、気持ちよく、新年の生活を新しい家で過ごすことができるといいですね。
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