引っ越し先の新しい家は、マンションの5階でエレベーターがないことが判明したあなた。
エレベーターがないことで引っ越し費用が通常より上がるのか心配ですよね。
この記事ではエレベーターがない物件への引っ越しで、費用がどうなるのか、引っ越しの方法はどうするのか、さらに費用を抑えるコツについてもお伝えします。
エレベーターなしだと追加費用が発生する理由
エレベーターがない物件は、さまざまな理由で引っ越し費用が上がってしまいます。
作業時間がかかる
エレベーターがないと、地上から部屋まで階段を使って上がるので時間がかかります。
引っ越し費用は、時間制で費用を決めている業者があります。
時間制では、業者が4時間や8時間といった時間単位で人材とトラックを確保するので、拘束時間が長くなると費用は上がってしまうのです。
エレベーターがあれば4時間で終わる作業が、エレベーターがないことで4時間を超えて8時間の枠になってしまえば、費用は1~2万円上がるようですよ。
作業人数が増える
大物家具を運ぶのにエレベーターがないと、少人数では大変ですよね。
そんなときは、作業人数を増やして来てくれます。
しかしスタッフ1名増やすごとに1万円ほどの追加費用が発生するようです。
保険料が高くなる
引っ越し業者は、作業中の荷物の破損の保険として「運送業者貨物賠償責任保険」というものに加入しています。
エレベーターがない物件では、階段を上る際にどうしても荷物破損の可能性が高まるのは、想像できるのではないでしょうか。
保険の内容にもよりますが、エレベーターがないと破損事故が多いということで、保険料が上がり、費用が高くなることがあります。
階段で運べない場合の手段と追加費用
エレベーターがないと、階段が使えないほどの大きな家具は部屋まで運べず困りますよね。
そんなときは建物の外から運び入れることがあります。
クレーン
クレーンで荷物を吊り上げて、玄関前の廊下に下ろしたり、ベランダに下ろしたりする方法があります。
小型クレーンを手配すると、2~3万円ほどの費用が追加で必要です。
マンション引っ越しで大型クレーンを手配した場合、6~10万円ほど追加料金が発生します。
クレーンを使った引っ越しの関して、こちらの記事も参考にしてみてください。
フライングデッキ
フライングデッキとは、トラックの荷台部分が昇降する車のことです。
ビルの窓ふき作業なので使われているのを見たことはありませんか?
フライングデッキのデッキ部分は、エレベーターほどのスペースがあり、積載重量も1000kgある車両もあるので、大型家具も難なく運べます。
フライングデッキの使用に2万円前後の追加料金が発生します。
手吊り
物件までの道が狭かったり、私有地と隣接している場合、クレーン車やフライングデッキが使えないことがあります。
そんなときは、手吊りという方法で荷物を上まで運びます。
手吊りとは、荷物にロープを巻き、ベランダなどから数名のスタッフが息を合わせてロープを引っ張り、荷物を上げる作業です。
荷物の引き上げるスタッフ数名と、地上で荷物を送りだすスタッフ数名が必要になるので、費用は1万~3万円ほど上がります。
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
エレベーターなしでも費用を抑えるコツ
パックプラン
引っ越し業者のパックプランには、エレベーターなしでも追加料金が発生しないものもあります。
パックプランとして単身パックが有名ですが、荷物の量に制限があるので注意が必要ですよ。
見積もりの際は担当者によく聞いてみましょう。
トータル費用を抑える
エレベーターなしで追加費用が発生しても、トータルで引っ越し費用が抑えることができれば良いのではないでしょうか。
引っ越し費用は、「トラックの大きさ」、「スタッフの人数」、「移動距離」、「作業にかかる時間」、「引っ越し時期」などで決まります。
引っ越しの時期や移動距離はどうしようもない場合もあります。
しかし、トラックの大きさや、作業にかかる時間は今からでも抑えらると思いませんか。
トラックの大きさを下げるために、荷物の量を減らしましょう。
作業にかかる時間を減らすには、荷物の量が少ないことと、すぐに搬出できるよう事前に準備しておくことをおすすめします。
引っ越しの荷造りに困ったら、こちらの記事も参考になるので読んでみてください。
知らないと困る!引っ越しの片付け、何をどこから始めれば良いの?
相見積もり
引っ越しの見積もりは1社だけでなく、2社以上の相見積もりをすることで、費用を抑えることができます。
引っ越しの相見積もりは、見積もりサイトを使うのがおすすめです。
あなたの知らない業者を知ることができたり、相場がわかるので、最安で引っ越しすることができます。
引っ越し見積もりサイトの詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
【体験談】引っ越し見積比較サイトを賢く使って費用を安くする方法
また、引っ越しの見積もりサイトを利用すると勧誘の電話がたくさんかかってくるのではないかと、と心配ですよね。
そんな電話の勧誘の嵐が怖いあなたは、引越し侍の引っ越し見積もりはいかがでしょうか。
引越し侍の見積もりでは、電話番号やメールアドレスの入力がないので各社の営業トークに惑わされることなく、じっくり料金の比較ができます。
引越し侍の見積もりの詳細は、こちらの記事に詳しく書いているので合わせて読んでみてください。
電話の嵐になるって本当!?引っ越しの一括見積もりサイト利用体験談
大型家具は処分してライフスタイルの見直しを
クレーンや手吊りが必要な大型家具は、思い切って処分するのはいかがでしょうか。
引っ越しを機にライフスタイルを変えるのもおすすめです。
例えばベッドを処分して、すのこを敷いて布団で寝るということもできます。
ベッドの処分については、こちらの記事が参考になります。
【一人暮らしの体験談】引っ越し時のベッド処分とその後の寝具事情
クレーンを使って大型家具を運ぶと、また引っ越しが必要になった際には、搬出にクレーンが必要です。
ぜひこの機会に、本当にその大型家具が必要かどうか、ライフスタイルを検討してみてくださいね。
不用品の処分
全体的な荷物の量を減らして、トラックを小さいサイズにすることや、作業時間を短くすることも引っ越し費用を抑えられるとお伝えしました。
本や服、雑貨などの不用品をメルカリに出品すると、処分できるだけでなく引っ越し費用の足しにもなりますよ。
これまでメルカリを使ったことがなければ、引っ越しをきっかけにデビューするのはいかがでしょうか。
メルカリのノウハウについて、こちらの記事がとても参考になるので読んでみてください。
まとめ
エレベーターがない物件への引っ越しについて、追加費用と荷物を運搬する方法についてお伝えしました。
エレベーターのない物件の荷物の運搬は、階段でスタッフが運んでくれるほか、クレーンや手吊りの方法があります。
追加費用は1~10万円ほどになります。
相見積もりや不用品を処分することで、エレベーターなしでも引っ越し費用を抑えることができるので、ぜひ検討してみてください。
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「大量の電話がくるんじゃないか?」と心配であれば、一括見積りを利用した体験談も記事にしているので参考にしてください。