引っ越しをする時って何かとお金がかかりますよね。
まず最初にかかってくる費用は、「初期費用」と呼ばれる
敷金・礼金や仲介手数料などです。
他にも運搬費用や、家具家電を買い替える場合もあるので、
できるだけ安く抑えたいですよね。
今回は、初期費用の内訳や相場、安く抑えるコツなどを紹介します!
初期費用の内訳
初期費用としてかかる代表的なものを見ると、こんなにいろいろな費用がかかります。
敷金
退去する時に部屋のクリーニングや修繕費に使われるお金です。
敷金は原則、退去時に差額が返金されます。
お部屋をキレイに使っていれば、戻ってくるお金も多くなります。
礼金
部屋を貸してもらうお礼として、大家さんに払うお金です。
敷金とは違い、退去時に返金はされません。
仲介手数料
不動産会社が入居者に物件を紹介したという手数料です。
前家賃
入居する月の翌月分の家賃を前もって払う費用です。
月の途中から入居の場合は、日割り家賃も必要となります。
火災保険料
損害保険会社に支払う費用です。
火災や水漏れトラブルなどに備えて損害保険に加入する必要があります。
保証料
連帯保証人がいない場合に代わりに保証人になってくれる会社への費用です。
連帯保証人有無にかかわらず、保証会社契約が必須の物件もあります。
鍵交換費用
以前の入居者が使用していた鍵を取り換える費用です。
交換しないで同じ鍵を使うのは不安ですよね。
その他費用
害虫駆除代や消毒消臭費用等もありますが、こちらはほとんど任意で決める事が多いです。
しかし、必須事項になっている場合もあるので、事前に確認した方がよさそうですね。
引っ越し費用
距離や荷物の量によって異なりますが、引っ越し業者に頼む場合の費用
または、自分で運ぶ時のトラックレンタルやガソリン代等です。
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初期費用の相場
一般的な初期費用の相場を表でまとめてみました。
【 初期費用相場一覧表 】
敷金 | 家賃 1~2カ月分 ※1 |
礼金 | 家賃 1~2カ月分 ※1 |
前家賃 | 家賃 1カ月分+日割り家賃(月途中の場合) |
仲介手数料 | 家賃 0.5~1カ月分+消費税 ※2 |
火災保険料 | 単身向け 1.5万円、ファミリー向け 2万円(2年契約) |
鍵交換費用 | 一般的な鍵 1~2万円 ※3 |
保証料 | 家賃+管理費・共益費 0.5~1カ月分(1~2年契約) |
その他 | 害虫駆除・消毒消臭費用 1万~3万程 |
引っ越し費用 | 自分で運ぶ場合でも2~3万円 |
※1 物件によっては敷金礼金なしや、礼金のみの場合があります。
※2 不動産屋によって仲介手数料無料のキャンペーンをしている場合もあります。
※3 鍵の交換費用がない場合や、防犯対策用の特殊な鍵の場合は数万する場合があります。
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初期費用計算例
初期費用を例をあげてどれくらいかかるか考えてみました。
【設定例】
・ファミリー向けの家賃8万円、管理費・共益費5,000円の賃貸物件。
・入居日は月半ばで、敷金1か月分・礼金2か月分、鍵交換・保証料あり。
敷金 | 80,000円 |
礼金 | 160,000円 |
前家賃 | 85,000円 |
日割り家賃 | 42,500円 |
仲介手数料 | 44,000円 |
火災保険料 | 20,000円 |
鍵交換費用 | 20,000円 |
保証料 | 42,500円 |
合計 49万4,000円
賃貸契約の初期費用だけでも、だいたい家賃の4倍近くの費用がかかってきます。
ほかにも、引っ越し代や家具家電などを購入すると、
1回の引っ越しに100万円以上のお金が必要になってくるかもしれません。
急な引っ越しで貯蓄が足りない場合もあるかもしれないので、抑えられる費用は抑えたいですよね。
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初期費用を安く抑えるコツ
では、初期費用を少しでも安くするにはどうすればいいのでしょうか?
敷金礼金なしの物件を探す
敷金礼金が無い物件や、金額を下げてもらう交渉が可能な物件もあります。
元々敷金礼金が無い物件でも、ペット飼育時等の条件で必要になる場合もあります。
しかし、敷金礼金なしの場合はメリットとデメリットがあります。
メリット
もちろん初期費用を安くすませることです。
敷金や礼金は大きな割合を占めるため、大幅なコスト削減になりますよね。
デメリット
初期費用が軽減されている分、家賃が相場よりも割高に設定されている場合もあります。
また、敷金がない場合は、退去時にクリーニング代、修繕費を払わなければならない場合が多いため、
敷金はある方が安心かもしれませんね。
交渉で敷金礼金を下げてもらった場合は、長く住み続けてもらうことを期待されています。
そのため、契約期間以内に退去すると、高い違約金を払わないといけない場合もあります。
退去時の違約金は予め確認しておいた方がよさそうですね。
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引っ越しシーズンは避ける
3月~4月は新生活に向けの引っ越しシーズンです。
この時期は退去する人が多いので物件数も多いですが、何もしなくても入居者が決まる事が多いため、
家賃や敷金礼金を下げる事が殆どないようです。
また、引っ越し業者も繁忙期には引っ越し料金が高く設定されている事もあるようです。
引っ越しシーズンは、避けれるなら避けたいですよね。
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閑散期(かんさんき)に探す
逆に5月のゴールデンウィーク以降は物件数は少なくなってしまいますが、
家賃や敷金礼金を下げる交渉がしやすくなります。
引っ越し業者も閑散期であれば、少し値下げしてもらえる可能性もありそうです。
同じ事をするのに、時期を選ぶだけで安くなるなら安い方が嬉しいですよね。
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不動産屋を選ぶ
不動産屋を選ぶ時は、近所の通りすがりやインターネットの物件情報で決める事が多いのではないでしょうか?
不動産屋によって仲介手数料半額や無料キャンペーンをしているところがあります。
接客サービスも大事ですが、予めキャンペーンをしているか等確認してから決めた方がお得かもしれません。
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入居日を気にする
入居日を月初にする事で、初期費用にかかってくる日割り家賃をなくす事が出来ます。
損や得をするわけではありませんが、初期費用を少しでも少なくするには、
入居日を調整した方がよさそうですよね。
その他の費用を抑える
初期費用には最低限必要な費用の他に、害虫駆除や消毒消臭費用があります。
不動産屋に進められるかもしれませんが、自分でもできる事なので、
任意であれば無しにしてもらった方がよさそうですよね。
他にも、引っ越しの運搬を自分ですると、
手間や労力はかかりますが引っ越し費用を節約する事ができます。
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まとめ
引っ越しの初期費用がどのくらい必要になるかは、
選んだお部屋の家賃や敷金礼金の有り無しにもよって変わってきます。
その中でも、出来るだけ安く初期費用を抑えるためには
- 敷金礼金なしの物件を探す
- 引っ越しの時期を気にする
- 不動産屋選びをする
まずはこの3点です。
他にも自分で出来そうな事は自分でする事で、引っ越し費用を安く抑える事もできます。
旧居の退去に思っていたより費用がかかってしまったり、
新生活スタートで何かとお金を使う事もあります。
初期費用は少しでも抑えて引っ越ししたいですよね。
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