憧れだったマイホームを手に入れられることになったら、引っ越しが待ち遠しくてたまらないですよね。
建築中の新居に何度も足を運んで、新しい生活に向けてのイメージを膨らませているのではないでしょうか。
ワクワクと同時に、入居するまでの流れや準備についても考えなければなりませんが、
マイホームへの引っ越しは初めての経験ですし、これまでの賃貸物件への引っ越しとは異なる点も多いことから、
「引っ越しの準備はどうしたらいい!?」と、具体的なイメージが掴みづらいかと思います。
そこで、これからマイホームへ引っ越しをするあなたに向けて、準備の手順をお伝えしていきます!
早めにやっておくと安心!3ヶ月〜1ヶ月前までにやること
引渡し日が決まったら、なるべく早く、次の5つの準備に取り掛かりましょう。
- 引っ越し日・業者の決定
- インターネット回線の手配
- 購入する家電・家具の検討
- 今の住まいの退去申し出
- 転校・転園の申し出と手続き
「引渡しはまだ先だから」と油断していると、どんどん時間が足りなくなってしまいますよ!
1.引っ越し日・業者の決定
引渡し日の目処がついたら、まず最初に行いましょう。
この2点が決まっていないと、引っ越し準備の予定を組むことができないですよね。
引っ越し日について
引渡し予定日直近で設定するよりも、日程に2週間程余裕を持たせることをおすすめします。
工期の遅れやトラブルなどで、引渡しが後ろ倒しになる可能性もあることを念頭に置いておきましょう。
引っ越し業者について
マイホーム購入には、たくさんのお金がかかりますよね。
「せめて引っ越し代くらいは安く済ませたい!」と、お考えであれば、相見積もりを取ることを忘れずに!
数多くの業者の中から、1番お得な業者を選ぶことができますよ。
【体験談】引っ越し見積比較サイトを賢く使って費用を安くする方法
2.インターネット回線の手配
現在お使いの回線を移転するか、新規契約するか検討して、早めに工事の申し込みをしておきましょう。
インターネットの工事はとても時間がかかることが多く、
申し込みから使用できるようになるまで、なんと3ヶ月もかかったというケースも!
入居日にネット環境が整っていれば、ちょっとした調べものもサクサク行えますし、
小さなお子さんに「ちょっとの間YouTube見てて〜!」と、作業時間確保にも一役買ってくれますよ!
3.購入する家電・家具の検討
「せっかくの新しい家なんだから、そこに合う家電や家具を新調したい!」と、インテリアにも熱が入るかと思います。
せっかく新たに購入するのですから、「こんなはずじゃなかった」とならないように、
設置場所や家具のサイズ感、インテリアのイメージに合うかなど、じっくり検討しましょう!
私の友人は、「高額な大物家具は絶対に失敗したくない!」と、入居後に購入したようです。
事前に購入するもの、入居後に購入するものの選定も早めに行っておきましょうね。
4.今の住まいの退去申し出
今お住まいの物件の管理会社または大家さんに、物件を退去することを申し出ます。
賃貸借契約書に、退去申し出の期限が記載されているので、確認してみてください。
あまりに早く行ってしまうと、引渡しに遅れが生じた場合に
「次の入居者が決まっているので退去してもらわないと困ります!」と言われてしまうかも。
早ければ良いという訳ではないので、申し出期限に間に合うように、確実に退去できる日を伝えるようにしましょう。
5.転校・転園の申し出と手続き
お子さんの学校や幼稚園・保育園が変わるのであれば、早めに申し出て、必要な手続きを行いましょう。
公立小中学校について
学校に「転校届」を提出し、「在学証明書」「教科書給付証明書」を発行してもらいます。
幼稚園について
「退園届」を提出し、引っ越し先の幼稚園に提出するための「在園証明書」を発行してもらいます。
保育園について
「退園届」を提出します。
引っ越し先でも子どもを保育園に預けるなら、所得証明のための「前年度所得課税証明書」を役場で発行しておきましょう。
いよいよ本格始動!1ヶ月〜1週間前にやること
さあ、引っ越しに向けて本格的に始動する時がやってきましたよ!
段取りがこれからの流れを左右するので、計画的に次の9つのことを行いましょう。
- 荷物の梱包開始
- 不用品の処分
- 転校・転園の手続き
- 住所変更手続き
- ライフラインの手続き
- 今の住まいの掃除
- 引っ越し挨拶の粗品の準備
- 施主点検
- 新居の引渡し
各種手続きや準備など、やることが多く忙しくなってきますが、落ち着いて1つずつクリアしていきましょう。
1.荷物の梱包開始
シーズンオフの家電や衣類、趣味道具など、使用頻度の少ないものから、どんどん梱包していきましょう。
中身をマジックで書いておくと、もし急に必要になった時や荷解きの時に、効率良く見つけることができますよ。
2.不用品の処分
荷造りを始めると、想像以上に出てくるのが、しばらく出番がなく、タンスの肥やしになっていたものたち。
本当に新居でも必要か見極め、不要と判断したものは、
フリマアプリやリサイクルショップを最大限に活用して、臨時収入を得ながら処分するのがおすすめです。
荷物量は引っ越し代にも影響するので、この機会に断捨離しましょう!
また、粗大ゴミの処分方法や依頼可能な廃棄物回収業者も、要チェックです!
自力か業者か…。引越し時の不用品処分方法とメリット・デメリット
4.住所変更手続き
引っ越しでは優先度の高い手続きですが、忙しいとついつい後回しにしてしまいがちですよね。
手続き期限が設けられているものもあるので、漏れのないようにしましょう!
- 住民票
- マイナンバーカード
- 児童手当
- 乳幼児医療費助成
上記4つは、引っ越し前14日以内に、役場で手続きを行いましょう。
同一市区町村内の引っ越しであれば、転居前の手続きは不要です。
その他には
- NHK
- 郵便物の転送
- 自動車やバイク
- スマートフォン
- 銀行口座
- クレジットカード会社
- 通販(宅配)サービス
など、現在の住所で登録してあるものは全て変更が必要です。
引っ越し前に手続きできるものは、事前に済ませておくと良いでしょう。
<マイナンバーカード>引っ越しでマイナンバーカードはどうしたら良い?その疑問に答えます!
<NHK>引っ越しの時NHKの住所変更って必要?手続き方法や料金を徹底解説!
<自動車>車に関する引っ越し手続き!負担を少しでも減らす方法を調べてみた!
5.ライフラインの手続き
電気・水道・ガスなどのライフラインの停止と、新居での開始の申し出を行いましょう。
ガスについては、停止・開始ともにガス会社作業員に作業を行ってもらうため、立ち合いが必ず必要です。
希望の日時を押さえられるように、早めに連絡しておいてくださいね!
<電気>引っ越しの【電気契約の流れ】と、ついでに新電力への切り替えがお得
<水道>引っ越しの水道契約の流れと一括で連絡できる「引越れんらく帳」の利用法
<ガス>引っ越しのガス契約はどんな流れ?知っておくと安心な手続きのポイント
6.今の住まいの掃除
今の住まいの状態が、退去費用の査定に大きく響いてきます。
なるべく綺麗な状態にしておいて、少しでも多く敷金を返還してもらいましょう!
そのお金で、新居用のアイテムが購入できるかもしれませんよ!
引っ越しの時掃除はどこまでやる?敷金返還額を増やすコツ教えます!
7.引っ越し挨拶の粗品の準備
今の住まいでお世話になった方への挨拶はもちろん、新居での引っ越し挨拶も行うのがベターです。
新居のご近所さんとは、これから先何十年と長くお付き合いしていくことになりますよね。
良い関係を築くためにも、好印象でスタートを切りましょう!
引っ越し挨拶のギフトはどこで買う?渡す相手と品物を決めれば買う場所は絞れる!
8.施主点検
マイホームは、あなたとご家族の生活基盤となる大切なもので、多くの時間と労力、お金をかけてきたと思います。
この施主点検は、きちんと希望通りの施工がされているかを確認する、本当に大事な立ち会いです。
確認のポイントをいくつか挙げるので、点検の際の参考にしてみてください!
- 図面と工事内容の一致
- 建具が干渉する箇所
- 傷・汚れ・へこみ・隙間
- クロスの向きや継ぎ目のズレ
- スイッチやコンセントの位置・数
- 通電しているか
- 点灯・調光・センサーライトの動作確認
- 水の出方・排水
- 異音がしないか
- 扉や棚の建て付け
- 窓の傷・ヒビ
- コーキングの仕上がり
- 外回りの傷や隙間
点検のために持って行くと良いものは、
- 図面(電気図面も!)
- メジャー
- ティッシュ・ウェットティッシュ
- 充電器(通電チェック!)
- 水平器(アプリでOK!)
- カメラ(スマホでもOK!)
- マスキングテープ(気になる箇所に目印!)
- スリッパ
- 筆記用具
以上の9つです。
確認項目が多くて大変ですが、これからの生活に欠かせない事項なので、1つひとつ丁寧にチェックしましょう!
9.新居の引渡し
ついに!!
施主点検を経て、あなたの夢とこだわりがたくさん詰まったマイホームの引渡しです!!
「良いお家にしよう!」と、たくさんの時間をかけて決めてきたことが実現し、
自分たちの物になるのは、本当に感慨深いですよね。
お家は、引渡しを持ってあなたとご家族の持ち物になりますので、銀行の決済、登記書類の作成を行います。
また、設備の説明書や保証書などの書類と、新居の鍵を受け取ります。
思い出に、まだ荷物が入っていない状態のお家の写真を撮っておくのも良いですね!
一括見積りをすることで、業者はライバル業者と競う形となり、安い料金を提示してもらいやすくなります。
3項目入力するだけで簡単に見積りできます。
引っ越し準備も佳境に!1週間前〜前日までにやること
いよいよ、引っ越し直前になりました!
この時期には、次の5つのことを進めましょう!
- 残り荷物の梱包
- 新居の掃除と汚れ防止対策
- 購入家具・家電の搬入
- 今の住まいから搬出する家電の準備
- お世話になった方やご近所さんへの挨拶
引渡しも無事に終了して、高揚感でいっぱいになっている時期ですが、落ち着いて準備の仕上げをしていきましょう!
1.残りの荷物の梱包
使用頻度に応じて少しずつ荷物をまとめていたと思いますが、前日には、当日使う分だけの物を残して、全て梱包しましょう。
食器やお箸などは、紙皿や割り箸で対応すると、当日の洗い物もなくなり便利です。
合わせて、事前に貴重品や手荷物もまとめておくと、当日慌てずに済みますよ。
2.新居の掃除と汚れ防止対策
引渡しが済んだら、家具や荷物を搬入する前に一度掃除をしておきましょう。
ハウスクリーニングが入るとは言え、引渡しから入居まで日をまたぎますし、
自分たちで改めてピカピカにすると、気持ち良く新生活がスタートできますよね。
掃除機をかけた後フローリングワイパーで拭く程度でも良いかと思います。
また、これからの汚れ防止をしておくと、住んでからの掃除の手間がぐっと減らせますよ!
- バルサンで害虫対策
- お風呂の防カビ対策
- 換気扇や換気口にフィルターを貼る
- 水回りに撥水スプレーをかける
- エアコンのホースに防虫キャップをつける(害虫の侵入防止!)
- コーキングにマスキングテープを貼る
浴室や洗面のコーキングは汚れの蓄積やカビが発生しやすい所です。
マスキングテープを貼っておくと、汚れたら貼り替えるだけなので、掃除の時短に役立ちますよ!
3.購入家具や家電の搬入
引っ越し後だと、家中に大量の段ボールがある状態になります。
そうなると、搬入の際に危険が増したり、経路の確保に時間が取られてしまいます。
新しく購入した大型の家具・家電は、引っ越し前に搬入できるように予定を組んでおきましょう!
4.今の住まいから搬出する家電の準備
冷蔵庫や洗濯機を持って行くなら、必ず事前に水抜きをしておきましょう。
大切な引っ越し荷物が水に濡れて使え無くなってしまうかもしれません。
やり方などの詳細は下記リンクからご確認ください!
<冷蔵庫>「冷蔵庫の水抜き」って何?引っ越し時にやらないと大損害を招くかも!?
<洗濯機>確認しないと大水害の危機も?!引っ越しの時に必要な洗濯機の水抜きって何するの?
5.お世話になった方やご近所さんへの挨拶
引っ越し当日はバタバタするので、前日までに挨拶を済ませることをおすすめします!
コロナ禍で仲の良かった友人となかなか会えない時には、プレゼントにお手紙を添えて送る方法もあります。
また、ご近所さんへは、インターホン越しにご挨拶をして、粗品はポスト投函するなどの配慮を心掛けましょう。
ついにこの日が!引っ越し当日にやること
いよいよ引っ越し当日ですが、これまで準備を整えてきたのですから、慌てることはありません!
当日やることは次の4つです。
- 荷物の搬出・搬入
- ガスの閉栓・開栓の立ち会い
- 退去の立ち会いと鍵の返却
- ご近所さんへの挨拶
さっそく内容を確認していきましょう!
1.荷物の搬出・搬入
搬出時は、今の住まいに忘れ物をしないように、再度押し入れやクローゼットの中も確認しましょうね。
また、搬出が済んだ所から床を掃除すると、退去査定の印象アップができますよ!
搬入時には、何をどこに運ぶか事前によく考えて、業者さんへ運搬をお願いしましょう。
2.ガスの閉栓・開栓の立ち合い
先述した通り、ガスの手続きには立ち会いが必要になります。
必ず忘れないように予定を組みましょうね!
3.退去の立ち会いと鍵の返却
今の住まいの管理担当者の方と、退去費用の査定を行います。
その後、鍵を返却して、今の住まいの解約作業が完了します。
4.ご近所さんへの挨拶
準備しておいた粗品を持って、迷惑にならない時間帯に挨拶に伺いましょう。
退去時と同様、顔を合わせることを控えたい方もいることを忘れずに。
その分、ゴミ出しで会った時などは気持ち良い挨拶をして、少しずつ関係を築いていきましょう。
新生活を楽しもう!引っ越し後にやること
無事に引っ越しが終わって、作業も残すところあと一歩です。
- 荷解き
- 転校・転園の手続き
- 住所変更手続き
- 各種住まいに関わる制度の手続き
少し休憩して、新生活を楽しみながら、上の4つのことに取りかかりましょう。
1.荷解き
期限はないので、使うものから順番に、焦らず片付けていきましょう。
ただ、段ボールは害虫の好物なので、空いたものは早めに処分することをおすすめします。
2.住所変更手続き
引っ越し後14日以内に、役場で次の4つの手続きを行いましょう。
- 住民票
- マイナンバーカード
- 児童手当
- 乳幼児医療費助成
運転免許証の変更は、早めに警察署にて行ってください。
その他の住所変更は、マイナンバーカードや運転免許証の書き換えが済めば、行えますね!
3.転校・転園の手続き
お子さんの手続き関係も、なるべく早く済ませておきましょう。
公立小中学校について
役場での住民票異動手続き時に「入学通知書」を発行してもらい、
合わせて、以前の学校から発行された「在学証明書」「教科書給与証明書」を転入校へ提出します。
幼稚園について
以前の幼稚園から発行された「在園証明書」が必要です。
合わせて、各幼稚園で定められた入園願書などの必要書類を提出します。
保育園について
自治体の担当課に申し込みをし、必要書類を揃えます。
「前年度所得課税証明書」が必要になるケースが多いので、引っ越し前の役場で発行しておきましょう。
4.各種住まいに関する制度の手続き
あなたが制度利用の条件に該当するのであれば、建築請負業者からも説明があったと思いますが、例えば
- すまい給付金
- グリーン住宅ポイント
- ZEH(ゼッチ)補助金
これらの制度の中で、引っ越し後に申請が必要なものは、忘れずに手続きしておきましょう。
一般社団法人環境共創イニシアチブ-経済産業省と環境省のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス ZEH補助金について
まとめ
これまでにお伝えしてきた内容は、
3ヶ月〜1ヶ月前までにやること
- 引っ越し日・業者の決定
- インターネット回線の手配
- 購入する家電・家具の検討
- 今の住まいの退去申し出
- 転校・転園の申し出と手続き
1ヶ月前〜1週間前までにやること
- 荷物の梱包開始
- 不用品の処分
- 転校・転園の手続き
- 住所変更手続き
- ライフラインの手続き
- 今の住まいの掃除
- 引っ越し挨拶の粗品の準備
- 施主点検
- 新居の引渡し
1週間前〜前日までにやること
- 残り荷物の梱包
- 新居の掃除と汚れ防止対策
- 購入家具・家電の搬入
- 今の住まいから搬出する家電の準備
- お世話になった方やご近所さんへの挨拶
当日やること
- 荷物の搬出・搬入
- ガスの閉栓・開栓の立ち会い
- 退去の立ち会いと鍵の返却
- ご近所さんへの挨拶
引っ越し後にやること
- 荷解き
- 転校・転園の手続き
- 住所変更手続き
- 各種住まいに関する制度の手続き
以上の項目についてでした。
新築マイホームへの引っ越しは、準備や手続きに追われて忙しいと思いますが、
その先に、こだわりのマイホームが待っていると思うと、なんだかやる気が湧いてきますよね!
準備の手順を押さえて、スムーズに引っ越しを乗り越えちゃいましょう!
あなたのマイホームでの生活が、輝かしいものになりますように!
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